シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

聖像画「里帰り」で論争

2008-12-15 23:16:59 | ニュース、時事
日曜日の北海道新聞に出てたんだけどネットには上がっていないので、ちょっと見出しを手打ちしてみる。

ロシアで最も有名とされるイコン(聖像画)をモスクワの美術館から郊外の教会へ「里帰り」させるかどうかが論議を呼んでいる。五日に死去したロシア正教総主教アレクシー二世が教会への貸し出しを要請していたが、損傷を懸念する専門家は猛反対。総主教の「遺言」の行方に関心が集まっている。(後略)

モノはこれ。

トレチャコフ美術館にあるアンドレイ・ルブリョフの最高傑作「至聖三者」。
なんでも6月のお祭りにあわせてセルギイ修道院に何日か貸してくれって話だったらすい。
主に管理の問題(温度とか湿度とか)と輸送の問題で反対されてるようだ。
まあ…その懸念は分からないでもないけど、イコンは美術品ではないからなあ…
だからって口紅べったりつけられるのも何だが、いくらなんでも素では出さないだろうからまあその辺はね。
輸送に関してはこれ一枚板じゃなくて三枚張り合わせてあるみたいだからそれはちょっと怖いかも、でもなあ~美術輸送専門の運送屋さんとかないのかな。

日本語のソースが見当たらないのでモスクワタイムズの記事を。
Tretyakov Outraged Over Church Icon Move