表千家一期一会

6月稽古場 3

「山水有清音」
前大徳泰道師

雨が降りそうで降らないような・・・
でも室内にいると蒸し蒸しして
エアコンを入れると
逆に冷えたりして・・・

何となく中途半端な天候ですね

皆様お身体大切にお過ごし下さい
(*^_^*)


桑小卓 総飾り

今月は
啐啄斎について学んでいます

不審菴発行の冊子『不審菴』を
皆で読んでいたら
最近発行されたものと以前のものとで
少し書かれていることが異なっていることに
気づきました

天明の大火の翌年における
家元の復興についての記述で
以前のものには
「現在の建物に近い姿になって完成した」
とありましたが
改訂版には
「現在の祖堂の元をつくった」
となっていました

また
以前のものには
「残月のわきに七畳敷の座敷を好み」
と書かれていた箇所が
改訂版にはただ
「七畳敷の座敷を好み」と
なっていました

その理由は
冊子『啐啄』を開き
「啐啄斎の茶室」(中村昌生氏)を読んだら
よく理解できました

つまり
啐啄斎は
七畳敷の稽古場と
二畳と四畳半を造立して
利休の坐像を祀ったけれど
不審菴と残月亭は再建しなかった

不審菴と残月亭の再興は
利休二百五十年遠忌を営んだ
吸江斎の時代を
待たねばならなかった

現在の祖堂は
吸江斎の時に
啐啄斎の四畳半を若干改造して
残月亭南の露地に
西向に移し建てられた

このようなことがわかり
あらためて
歴代家元の苦労と発展に
思いを馳せることができました















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