「瀧」
前大徳積應師
昨日までの三日間
奈良県の天川村と十津川村に出かけ
神々の下り立つ聖地を巡り
豊かな自然の中で
のんびりと過ごしておりました
絶えることのない
滝や川の流れの音を聞いていると
時が止まったかのような
不思議な感覚に誘われます
実際
滝の水しぶきの一つに焦点をあてると
それは上から下へと
ダイナミックに落ちてゆく「動」でありますが
滝全体に視点を広げると
一瞬もとどまること無く流れていく
その滝の姿は「静」そのものであります
時の流れも
もしかしたら
この滝のように
「動」であると同時に
「静」でもあるのかな。。。
大峰山系の山深き中
ごーごーと流れ落ちる滝の前で
そんなことを考えておりました
(旅のお話はこちらに書いています)
主菓子 朝の庭 鼓月製