「青山元不動」
孤篷庵亮敬師
二重棚 薄茶
今月の3日より
「NHK趣味どきっ!」で
「茶の湯表千家 清流無間断」が
放映されています
先日
第3回の放送を見ていて
進行役の渡邊佐和子アナウンサーが
回を重ねるごとに
茶の湯の魅力に惹きこまれている
その初々しさに
なんだか羨ましさを感じてしまいました
私が実家の近所に
お茶の稽古に通い始めたのは
高校1年生の時ですが
それまでに
家ではお八つの時間などに
お抹茶を飲んでいましたし
「お茶を習う」とは
いったいどういうことか?と
不思議に感じたのは覚えていますが
特別お茶の世界に魅力を感じて
始めたわけではありませんでした
その後出産を期に
稽古をやめてしばらくたった後
再び稽古に通うようになったのも
自らの思いで再開したわけではなく
たまさか
息子の学校のPTA委員として
茶道を指導することになってしまったためでした
そんな私がどうして
こんなに茶道に深く入り込むことになったのか
いまだに謎です
運命といったら良いのでしょうか・・・
そんなわけで
今日の稽古場では
どういうことがきっかけで
お茶を始めようと思ったのか
一人一人におたずねしてみました
今日は六名の方が
来られたのですが
六名ともそれぞれに
茶の湯に導かれた特別な物語があり
とても興味深く聞かせていただきました
「その道に入らんと思ふ心こそ
我身ながらの師匠なりけれ」
(利休百首より)
その道を示す案内人の一人に
私を選んでくださった
お弟子さんたちとのご縁に
深く感謝いたします
主菓子 秋の夕 鼓月製
干菓子 亀屋伊織製