表千家一期一会

8月稽古場 3

「安眠高臥對青山」
紫野誡堂師

すっかり年をとって
何をするにも物憂くなった
今はもう浮世のことには
何の未練も執着もない

ねころびながら
山の緑でも眺めているのが
何よりの楽しみだよ。。。
(参考:「分類総覧 禅語の味わい方」淡交社)

先日実家の母が
91歳の誕生日を迎えました

一人で
自由気ままに日々を過ごしています

少し耳は遠くなっていますが
こちらがゆっくりと
大きな声で話せば
普通に会話はできる程度です

そして
甘い物とお抹茶が好きなのは
昔と少しも変わりません!

お菓子は大阪・堺の銘菓「肉桂餅」

私も初めていただいたのですが
口当たりがとろんと柔らかくて
とても美味しかったです
(*^_^*)

平水指

今日のお稽古は
午前の方々だけでした

お稽古をしながら
よもやま話をしていたら
お昼はとうに過ぎて
2時になっていました(^_^;)

主菓子 滝しぶき 鼓月製


干菓子 しののめ(塩芳軒) たまゆら(湊屋)

どちらも到来物です

「しののめ」とは
夜が明ける時に
漆黒の空が僅かに明るくなって
うっすら白んでくる頃を言います

また「たまゆら」は
「一瞬」という意味であることから
口どけの良さを表わし
青白二色の波模様は
香川の海「玉藻の浦」を
イメージしているそうです

どちらのお菓子も
繊細な色使いがとても素敵です

 
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