先日
稽古場用にお釜を一つ買いました
これまで
11月になると宮島釜を出して
炉の時季の間2月まで
お稽古はこの釜一つでやっていました
楓と鹿の文様が
11月にはとても時候と合っていて良いのですが
1月や2月ともなると
さすがに季節と合わないなあと思いつつ
お稽古だから勘弁してね・・・と
言いながら使い続けていました
お稽古に使えそうなお手頃な値段で
気に入った釜があれば・・・と
常々思っていたところ
先日道具屋さんで
ちょうど今の季節に合う
梅の文様のあるお釜を見つけました
江戸時代後期頃に作られたものだそうですが
釜の中は案外綺麗で
侘びた中にもちょっと華やかさもあって
可愛らしい意匠が気に入りました
今日は
稽古場で初釜の後片付けをしながら
このお釜を洗い
水をたっぷり入れて
炉にかけてお湯を沸かしてみました
道具屋さんで見た時は
ちょっとくたびれた感じでしたが
お水をかけて洗ったら
なんだか長い眠りから覚めて
生き返ったように見えました
炭をおこし
五徳にのせると
釜はいっそうシャンとした感じになり
2時間ほどたって
湯気が出てきますと
ますます釜は生き生きとして参りました
柄杓でお湯をすくい
お茶碗に入れて
一口飲んでみました
なんというまろやかさ!
思わず「美味しい・・!」
お釜が嬉しそうに鳴りました
「洗心亭へようこそ!」
新春のお稽古の楽しみが
一つ増えました