表千家一期一会

12月稽古場 1



「無事」
大徳寺黄梅院太玄師


今年もまた
この掛物をかける時季となりました


この一年は
振り返ってみれば4月に曙会の懸釜をさせていただき
その後は
11月の席披きを目標にして過ごして参りましたが
お陰様で
その大きな目標も無事に達成することができ

いつもの年にも増して
この掛物の言葉が
しみじみと心に沁みて参ります

しかし
いつまでもそこにとどまって
余韻に浸っているわけには参りません


社中から
来年にむけての
GHP(玄庵百回プロジェクト)参加希望の声を
早速にいただいております


本当にありがたいことです





三重棚  薄茶点前


GHPに参加して
玄庵での茶事にお手伝いをしていただくためには
少なくとも1回は
稽古茶事の半東を経験していただくという
条件を出しました

すると
これまでまだ一度も半東をされたことのない方が
早速初釜の半東を申し出て下さいました


ところが彼女は
まだ莨盆の火入れの準備をしたことがありません


それでは12月のお稽古の時に
一度練習しましょうかと申しましたら
他の方からも是非練習したいという声がでてきました

というわけで
今日と明日はお稽古前に
全員に莨盆の練習をしていただくことにしました





これまで
茶事当日には
それぞれお教えしていたつもりだったのですが
しっかり伝わっていなかったこともあり
今日はじっくりとお勉強していただけてよかったです


一度ではうまくできなくても
あとは実践で回数を重ねて
コツをつかんで下さい

やはり最初にしっかり灰を温めておくことが
大切だと思います



コメント一覧

tomoko
仏教でいうところの「縁」ですね。

私達は皆、様々に絡み合う「縁」によって
お互いに関係しあうことで存在し、
「縁」により
個々の人生が彩られてきたのだなあと
あらためて思わされました。

いつも、ありがとうございます。
雲や
お茶を最初に習った先生が、茶事をなさる先生で最初のお茶事で私が当時有名な高槻山間部の清水をタンクに持って行ったら喜んで頂けたこと、またつくばいの石を外して聡怩キることなど色々教えて頂けたこと、それらがなければ私はとうてい今のお茶の立場まで来ることは無かったなあと時々思いますが、この火入れの教えを拝見して究極のお茶の教えだなあとしみじみ感じ入りました。また先日のお稽古で煙管がいつもピカピカですねと申し上げたら、食器ですからと当然のように宗匠に教えを受けたこともまた思い出しました。
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