表千家一期一会

3月稽古場 4



『拈華微笑』(ねんげみしょう) 
東大寺寛秀師
   
釈尊が山上で蓮華を拈(ひね)って衆に示したところ
一同理解できずにいたが
弟子の迦葉(かしょう)一人がにっこり笑い
釈迦の仏法の真理を体得したという故事に基づく禅語 

禅宗では
「教外別伝 不立文字」(きょうげべつでん ふりゅうもんじ)
と言われ
その教えは文字や言葉によって伝えることはできず
心から心へ伝えるものであるとされます

また
「茶禅一味」の言葉どおり
茶の道もまたしかりであると言われます

私は現在通っている稽古場で
初めて薄茶点前をさせていただいた時
「もっと情感のある点前をするように」と
ご注意を受けました

以来
「情感のある点前」をするにはどうしたらよいのか
ずっと考えているのですが
未だ答えはつかめていません

稽古を繰り返すうちにいつか
見る方に情感を感じていただけるような
お点前のできる日が
私にやってくるのかどうか
それさえもわかりません

それでも
ただただ精進あるのみです

それが
私のお茶の道です



抱清棚  濃茶点前



主菓子  春灯  鼓月製

コメント一覧

tomoko
向切逆勝手のお稽古はなかなかする機会はありませんね。しかも長○庵ですか?うらやましい限りです。
いずれにしても、ご注意を受けることができるということは幸せなことですね。
それでいくつになっても成長させていただくことができますもの。
雲や
情感ですか。
難しいですね。先日、見学させてもらった○生庵のお稽古で、小間の逆勝手のお点前に客に入らせていただきました。正客は茶道雑誌で何度も写真をお見かけした○○先生、お勧めがありましたが次客に入るべしです。
私がお菓子を取り終わった喰籠を亭主に向けたら、○内宗匠からご注意を受けました「それは取りに来いということになります」「うちのお稽古ではそれはしません」
元に戻してお正客に預かってもらいました。
「ヒヤッ」と致しました。
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