広島県尾道市の尾道港から
船で約40分の生口島に
「耕三寺」(こうさんじ)という
浄土真宗本願寺派の寺院があります
このお寺は
昭和11年から伽藍の建立が始められた新しい寺院で
日本各地の古建築を模して建てられた堂塔が建ち並び
「西の日光」と呼ばれているそうです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/7a/393559a91c9725cfaa34d05a79417578.jpg)
耕三寺博物館は
潮聲山耕三寺の付属博物館として
昭和28年に開館し
今年で開館六十周年を迎えたそうです
今回は
耕三寺初代住職・耕三寺耕三が蒐集した
コレクションの中から
”茶道”をキーワードにして選び出された逸品が
展示されています
(2013年5月26日まで)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/b2/e7b594a99c6ead7df5dfe3ba802179b0.jpg)
名物唐物大海茶入(銘八島)や
御本半使茶碗(銘下萌)を始め
利休作茶杓(銘面影)など
由緒ある茶道具とともに
耕三に茶道具蒐集のきっかけを与えた
古儀茶道藪内流にまつわる品々が
展示されていました
耕三は
茶席はもちろんのこと
稽古の場でも
名品と呼ばれる道具を
積極的に用いたそうです
茶道具の中に
”用の美”を見出しながら
蒐集を進めたという姿勢に
共感と憧れを感じました