表千家一期一会

茶道を愛す


先日
このブログの記事へ
次のような拍手コメントを
いただきました



「筆者の茶道に対する真摯な姿勢と愛情が感じられ
私も益々精進しなければと自戒致しております。」


”茶道に対する・・愛情”


という言葉に

万感迫る思いが
込み上げてきました



思えば

私にとってお茶は
ごくごく日常的なものでした



子供の頃から

母が
近所の菊屋さんのおまんじゅうを買ってきては
おやつの時間になると

茶箪笥の上の色紙箱をおろして
お抹茶を点ててくれました



見よう見まねで
私も茶筅をふるようになり

家にお客さんがあれば

台所のテーブルに
色紙箱を持ち出して

母がしているように
お茶碗を温めて
さっとお抹茶を点てて
お座敷に運んでいくのが
私の役目でした


たまさか
近所にお茶の先生がいらっしゃったので
十五の時から11年間
お稽古に通いましたが

結婚して子供ができると
あっさり稽古をやめました


それでもやはり
時々美味しい和菓子を買ってきては

母がしていたように
色紙箱を開けて
お抹茶を飲むひとときを
家族と楽しんでいました

そんな私が
ひょんなことから
茶道の稽古を再開することになり

しかも
思いがけないことに
お茶を教えるということになって

あれよあれよといううちに
この世界にのめり込んでいきました

私にとって
お茶は
あまりにも日常的なものだったので

自分がこの世界を愛しているとは
これまで
意識すらしていませんでした



”茶道に対する愛”



これまで
茶道を続けてきたことも

続けてくる中で
悩んだことの意味も

”茶道への愛”という言葉の中に

全て答えが
あったような気がします


そのことに
気づかせた下さったコメントの主に
心から感謝いたします


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