「知足者最富」
(ちそくはもっともとみなり)
東大寺別当道善師
不知足の人は富むといえども しかも貧し
知足の人は貧しといえども しかも富めり
仏教において
また 老荘思想にも
説かれている生き方です
以前の私は
この箴言の言わんとしていることが
わかるような気もするけれど
なんだか
貧しい人はそれで我慢せよと言われているようでもあり
今ひとつ腑に落ちませんでした
しかし
これを 現代的に引き寄せの法則で解釈すると
とても納得できることに気づきました
例えば
いつも足らない足らないと不満を持っている人は
その「足らない」という状況を引き寄せます
一方
足らないところに意識を向けるのではなく
満たされているところに焦点をあてる人は
「満たされている」という状況をさらに引き寄せることができます
出発点が同じであっても
満たされた気持ちになれる部分を見つけだし
そこに焦点をあてて
感謝することができる人は
心が安楽となり
その心に引き寄せの法則が働いて
さらに満たされた状況を
現実化することができるのです
そして
その豊かさとは
誰かと比較できるものではない
自分自身にとっての
絶対的な豊かさなのです
私は
これまで半世紀生きてきた経験から
それがこの世の真理なのだと確信を深めています
どうぞ
あなたに足りないものではなく
与えられた豊かさに
目を向けてみてください
仕組点