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名が思い出せない花木(寧波月湖公園)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その95
2011年4月2日(土)
どうしてもその花木の名が思い出せない。
虹の丘の自宅に、自分で苗木を買ってきて植えたのに、その名を思い出せない。
今、寧波の街中の公園にその花が満開だ。
濃い紫色のその花は余りにもゴチャゴチャしすぎているが、真っ盛りに咲いている。
何故か不恰好な位に多くの花びらが幹に固まって咲いている。
どうしてもその花木の名が浮かばない。
そう遠くない昔の出来事なのに、その花木の名を思い出せない。
忘れ去られた過去の記憶のように、その花木の名が思い出せない。
忘れたいのか、忘れようとしているのか、忘れられないのか、さっぱり解らない。
只、現実として、その花木を眺めている。
花木の名を思い出せないのは、もう必要が無いと言う事なのかもしれない。
只、現実として、その花木の前で一人佇んでいる。
只、哀れ。
通りすがりの中国人に聞いた。「紫金花」と書いてくれた。