カール奥頂き(5904m無名峰)に朝日が差し始める
5000m付近の急登
振り返ればAmaDablam
源頭氷河
ChoLaPassのトレッカー
振り返れば、左の最低鞍部がCholapass
長い長い下り、谷間にDragnakが望める
ChoLaPass ResortでNgozumba Glacierを眺め寛ぐトレッカー
2017年11月6日(月)
6時に宿を出る。
Dzongla(4840m)からCho La Pass(5420m)まで標高差で600mの登り、そしてDragnag(4700m)までの下り。
標高差だけでなく、登りも下りもそれなりの距離が有る。
六七時間は十分に掛かるコースだ。
特に標高5000m近辺での行動は慎重を要する。
酸素の少ないのが身体で直接感ずることが出来るからだ。
一歩毎に意識して呼吸をしないと酸欠になってしまう。
疲労と低酸素の影響でその行動は遅鈍そのものだ。
当然、思考能力も極端に低下する。
それに加えて、気温も零下の世界だ。
かじかんだ手はストックを満足に掴めない。
陽の当たる時間、コースに出るまでは特に厳しい。
教科書に出ているような典型的なU字型氷河カールの中を登る。
モレーン(氷河が押し出した堆積物の丘)も結構な高さがあって苦労する。
しかしカールの底部は穏やかで周りの風景が楽しめる。
振り返ればAmaDablam(6814m)も優雅に聳えている。
源頭部の氷河に出る直前の登りが特にきつい。
頭の上を前のトレッカーが歩いているような急斜面だ。
結構早くに出発したと思っていたが、更に早く出発したトレッカーが大勢いたようで、急登の大岩のガレ場で先が詰まっていた。
それからは一歩一歩の登りになった。
源頭の氷河は大部縮小したようで、大きなクレバス等も無くアイゼン無しでも楽に歩ける緩斜面だ。
Cho La Passは四五十人のトレッカーで大混雑だが、東西の眺望は抜群だ。
西側の下りルートは急傾斜で谷に落ち込んでいる。
日陰でもあり、二三日前に降った雪が凍っていて危険だ。
慎重に下るがスリップして転んでしまった。
ストックをピッケル代わりにして何とか滑落だけは免れたが肝を冷やした。
壁を約200m下ると後は緩斜面の尾根道や谷沿いの路をひたすら下る。
長い長い。
結局、登りに四時間、下りに三時間半掛かってしまう。
疲労困憊
5000m付近の急登
振り返ればAmaDablam
源頭氷河
ChoLaPassのトレッカー
振り返れば、左の最低鞍部がCholapass
長い長い下り、谷間にDragnakが望める
ChoLaPass ResortでNgozumba Glacierを眺め寛ぐトレッカー
2017年11月6日(月)
6時に宿を出る。
Dzongla(4840m)からCho La Pass(5420m)まで標高差で600mの登り、そしてDragnag(4700m)までの下り。
標高差だけでなく、登りも下りもそれなりの距離が有る。
六七時間は十分に掛かるコースだ。
特に標高5000m近辺での行動は慎重を要する。
酸素の少ないのが身体で直接感ずることが出来るからだ。
一歩毎に意識して呼吸をしないと酸欠になってしまう。
疲労と低酸素の影響でその行動は遅鈍そのものだ。
当然、思考能力も極端に低下する。
それに加えて、気温も零下の世界だ。
かじかんだ手はストックを満足に掴めない。
陽の当たる時間、コースに出るまでは特に厳しい。
教科書に出ているような典型的なU字型氷河カールの中を登る。
モレーン(氷河が押し出した堆積物の丘)も結構な高さがあって苦労する。
しかしカールの底部は穏やかで周りの風景が楽しめる。
振り返ればAmaDablam(6814m)も優雅に聳えている。
源頭部の氷河に出る直前の登りが特にきつい。
頭の上を前のトレッカーが歩いているような急斜面だ。
結構早くに出発したと思っていたが、更に早く出発したトレッカーが大勢いたようで、急登の大岩のガレ場で先が詰まっていた。
それからは一歩一歩の登りになった。
源頭の氷河は大部縮小したようで、大きなクレバス等も無くアイゼン無しでも楽に歩ける緩斜面だ。
Cho La Passは四五十人のトレッカーで大混雑だが、東西の眺望は抜群だ。
西側の下りルートは急傾斜で谷に落ち込んでいる。
日陰でもあり、二三日前に降った雪が凍っていて危険だ。
慎重に下るがスリップして転んでしまった。
ストックをピッケル代わりにして何とか滑落だけは免れたが肝を冷やした。
壁を約200m下ると後は緩斜面の尾根道や谷沿いの路をひたすら下る。
長い長い。
結局、登りに四時間、下りに三時間半掛かってしまう。
疲労困憊
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