黄浦江を遡行する新鑑真から(上海市黄浦江)
古稀背包客(gu xi bei bao ke)放浪記 その206
4月3日(金)
上海の老街の古びた旅舎の二階のテラスで酒を飲んでいる。
昨年の中秋の名月の頃にもここで酒を飲んでいた。
今夜は多分十三夜くらいの月のはずだが。
人間生まれた時は一人だったが、いつの間にか集団で生きている。
生物界で、生き残るために備わった性癖なのだろうが、なんとも悲しい。
何が幸せなのか考え込んでしまう。
たかだか百年、しかも、もう終わろうとしている。
何が残っているのだろう。
何をすべきなのだろうか。
いや、幸せって何なのだろう。
幸せって要るのだろうか。
全てが幻だったら、、、
全てが、、、
結局、
何も無い事実があって、事実は何も無い。
小さな如何でもいいような人生に悩んで、苦しんで、悲しんで、諦めて、、、
結局、何が有ったと云うのだろう。
確かに、何十年かは生きた訳だから、その痕跡位はあるはずだが、、
いいや、そんなものは何も残っていない。
六根清浄、懺悔、懺悔、懺悔、、、
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