
10月の『地方財務』は「福祉を産業に」にした。
書き出しはこんな感じ。
「福祉を産業に」と書くと、福祉というものはそういうものではないという反論がすぐくるだろう。しかし、「福祉従事者が安心して働くことができる職場環境を」「技術やノウハウを福祉業界全体で共有し、質の高い福祉サービスを」と言えば、これには異論はないと思う。ここでのポイントは、「そういうもの」の中身である。これを切り分け整理すると、「福祉を産業に」という意味が見えてくる。
この問題は、すでに書いたように、今度出る、『「支える人を支える」まちを創る・―福祉従事者がやりがいを持って働き続けることができるまちづくり条例(新城市)の意義・展望-』が発端である。
このなかで、福祉の産業化が熱く論じられていて、それに触発されたものである。
書き出し部分は、この本の紹介もちゃっかりやっている。
原稿の大半は、連れ合いのリハビリを待っている間、マックで書いた。マックは実際、よく書ける。このテーマでさらに体系的なものも書いているが、これもマックである。高校生がマックで勉強する意味がよく分かった。
4300字くらいのところが4400字になった。図がないので、逆に上手く収まるのか。そのあたりはよくわからない。これも編集者にお任せで、適当にカットしてみてと頼んでいる。やはりプロは、このあたりはさすがで、いい仕事をする。