『地方財務』6月号は、やさしい日本語を取り上げた。その概要を分かりやすく紹介した。
やさしい日本語というと外国人だけが対象のように思われるがそうではない。津波がきた時、「高台に避難してください」よりも「高いところに逃げてください」の方が伝わりやすい。これならば外国人だけでなく、子どもや高齢者もすぐに理解できる。
特に言いたかったこと。
・やさしい日本語が問いかけているもの
(松下)やさしい日本語とは、要するに、相手の立場で考え、行動するということです。やさしい日本語が問いかけている意味は、とても深いですね。
(多文化共生課)そうなんです。この事業は、多様性という、これまで私たちが苦手としてしてきた発想や行動を変える試みだと考えています。
お楽しみに
目次
「やさしい日本語」が問いかけるもの・静岡県多文化共生担当者に聞く
1.やさしい日本語とは何か
・やさしい日本語とは
・「やさしい」の意味
・多言語対応を否定するものではない
・やさしい「日本語」・書き言葉
・やさしい「日本語」・話し言葉
2.なぜやさしい日本語なのか・その背景
・定住外国人の増加・国籍(公用語)の多様化
・大災害で・日本語が不自由のため二重に被災
・共生の理念実現のためのツール
・定住外国人の共通語は日本語
3.やさしい日本語・国の政策
・外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策
・やさしい日本語に関するガイドライン・ロードマップ
4.静岡県の取り組み・多文化共生担当者に聞く
・静岡県と外国人
・やさしい日本語の実例
・書き言葉・読み言葉
・市町村との連携
・市民・県民との連携
・地域の生き残り戦略として
・やさしい日本語事業の射程距離
・やさしい日本語への批判
・やさしい日本語が問いかけているもの