松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆秋のNPO論(相模女子大学)

2015-09-06 | ゼミや大学のようすなど
 後期が始まるには、まだ時間があるが、準備を始めた。講義は、毎年内容を大きく変えているので、準備が大変である。
 
 後期のNPO論は、協働を中心に論じていこう。私にとって、協働とは、自治体だけでなく、コミュニティも好況を担うということであり、それぞれが、その強みを発揮することである。一緒にやることが協働ではない。
 
 こんな風に、ずっと言ってきているが、協働=一緒のやることという考え方が大勢を占めているので、今回は、一緒にやる協働を基本からろんじることにしよう。全部で15回を想定すると、かなり突っ込んだ議論ができそうだ。
 
 そこで、まずはパソコンにある協働関係の論文や発表を整理している。自分で書いたり、話したのに忘れていることがある。そのなかで、数年前に、パートナーシップ市民フォーラムさがみはらの勉強会の発言要旨が出てきた。タイトルがなかなかいい。私が、このようにいったのだろうか。それとも、フォーラムのみんなが、つけたのだろうか。
 
 協働を進めるためには、
 
 公共性を解き放つ 行政の行動原理・・公平、公正(税金で動いているため)。市民の行動原理・・自分達が大切に思っていることで行動(自分たちのお金で動いているため)。こうした独自性が大事。行政にはない公共性といえる。自分たちのテーマで活動する市民団体が増えると(つまり多くの市民の共感を得た活動は)行政も取り上げざるを得なくなる。市民の多様な活動がある社会は強い社会である。 
 
 市民の活動を政策化すること・・・今日の行政はリスクを背負えなくなりつつある。市民から出てきたものならば、事業化することができる。市民は、こうした行政の行動原理も踏まえ提案していくことが大事。また行政は、こうした市民の提案を受けとめる感受性を持とう。市民が実際に幸せになる仕組みを考えることが重要で、協働事業では、関係課を巻き込む事が大切だと思う。
 
 今回をきちんと講義録を残しておこう。できればブログにも書くことにしよう。
 
 
 
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3 コメント

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お久しぶりです。 (なつ)
2015-09-09 22:00:40
以前にもコメントをさせて頂いたなつです。
心理学の勉強を頑張っています。
最近、地元のNPO さんの企画で自分が思うまちづくりプランを考えようという取り組みをしています。この企画には大学で政策などを学んでいる学生や地元で働いておられる方々が参加しています。その中でまちづくりの知識を本でしか得ておらず、考えが浅い私は実践的な、生のまちづくりの実情を理解していないことに落ち込んでいます。やっぱり専門的な知識も必要ですね…。

まちづくりの実情を知るためにはどのようなことをすればよいでしょうか?

愚痴のようなことを長々と書いてしまい申し訳ありません。
先生の授業のことも知りたいのでこれからもブログを拝見させて頂きたいと思います。
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いいですね (マロン教授)
2015-09-14 17:18:32
まちづくりのコツは、体験して、体得していくことですね。それと、気持ちが柔軟でないと、難しいように思います。多様性を学んでいくことも大事かな。
返信する
ありがとうございます。 (なつ)
2015-09-14 22:29:31
コメントありがとうございます。
これまでいろいろな方面からまちづくりを行うということを考えていなかったと反省しました。
こらからは福祉や経済など様々な角度からまちづくりの勉強をしていきたいと思います。
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