松下啓一 自治・政策・まちづくり

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サラリーマンの海外旅行

2005-09-18 | 4.政策現場の舞台裏
 政策つくるというと、何か難しそうである。
 しかし、諸君が、旅行の計画をつくることを考えると良く理解できる。
 例えば、ヨーロッパへ2週間ほど旅行に行きたいと考えると、滞在地や交通ルートの日程も含めた予定を立てるが、それだけで旅行ができるわけではない。
 いくつもの障壁がある。
 大別すると、自分だけで解決できる問題と関係者の理解を得なければいけない問題がある。
 お金は自分で節約してためれば何とかなる。問題は仕事である。
 学生ならば、授業をさぼっても不利益を受けるのは自分だけであるので、それを覚悟すれば希望した日に行くことができる。
 ところが、サラリーマンならばそうはいかない。職場の上司や同僚の理解をえなければならないし、得意先との仕事の段取りもすませなければならない。相手があるのである。
 最近の政策づくりは、このサラリーマンの海外旅行と言い換えてよいだろう。
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