松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆公開政策討論会の実施まで(4)実行委員をどのように選んだのか

2021-07-31 | 条例に基づく公開政策討論会
 第2回の市民自治会議で、実行委員の審査状況が出ている。

 ・今回は、経験者枠7名・一般枠は2名とのことである。経験枠10名、一般枠5名が、こうなったのは、なぜだろうか(数としては、ちょうどよいと思うが。その分、立候補予定者枠各3名は多いように思う。

 ・申込書をもとに、各委員で素点を付け、その後、審査委員会の中で応募理由の意図・意味を確認し、また、評価基準についても確認をし、再度点数を付けるように進めたとのことである。どんな基準を作ったのだろう。

 ・プレゼンなどは、やっていないようだ。文字数は1,000字以内として、点数が付けられるよう書く内容についても、4つ示しているようだ。これが基準なのだろう。
 
 ・文面からしか判断できないので苦労したようだ。

 ・むろん、審査会の委員が対象の人物像を知っている場合があるので、そういった場合、それを評価基準にしてよいのだろうか。評価基準でないといっても、当然バイアスはかかる。人となりを加味する場合には全員に面談をし,加味しない場合には文書のみでというようにしないと、公平性が担保されないなと強く感じたという意見があった。

 ・委員審査には、数日かけて読み直しました、何度も読み直した、1周するのに1時間少し掛かり、それを数回といった感じでした、読んでは修正してを3日くらいしました。

 この議事録からも、選考委員になった人は、一生懸命やったことが伝わってくる。小さな町なので、みな知り合いで、なんとなく、決まるのではないかと思っていたが、そういう訳でもなく、大変だったようだ。

 実行委員会の委員は、知識というよりも、人となりが重要なので、これをどのように判断するのかということである。私もたくさんの委員選任をやったが、文面だけでは、判断できない。かといって、プレゼンは、そのうまさに流される。ただ、お会いすると、なんとなく、この人はいいという直感は、みな同じように感じるというのが、体験である。

 きちんとした審査をやればやるほど、実行委員の位置づけの問題に戻ってくる。ボランティアであるが、公的性を付与するという位置づけもあるかもしれない(民生委員もお役所のお墨付きのボランティア)。



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