松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

☆U1グランプリ計画中(焼津市)

2012-04-15 | 1.研究活動
 U1グランプリというのを計画中である。U1とは何か。UはユニフォームのUである。自治体の特徴のある制服を一堂に集めようという企画である。具体的には、焼津市の魚河岸シャツのようなものを集めようという試みである。
 最近、クールビズの一環として、役所職員のファッションが随分と自由になった。ノーネクターはもちろんのこと、ポロシャツ、Tシャツまで幅広い。それぞれが思い思いの服装でファッションセンスを競うことは、それはそれで、没個性の役所に新風を吹き込むことにもなるが、一部のまちでは、このクールビズをまちおこしの一環としようという試みが始まっている。
 その一つが、静岡県焼津市である。焼津といえば、日本有数の漁港であるが、とくにカツオは有名である。ここではカツオにまつわるものが多く、ここのモナカは、カツオの形をしている(味は完ぺきなおいしいモナカである)。焼津市のユニフォームである魚河岸シャツとは、もともとは魚河岸のお兄さんが着ていたシャツで、もらった手拭いを仕立てて作ったものらしい。焼津の人たちは、家着として着ていたが、最近では、外着になり、これを市役所が夏のユニフォームとして推奨し、多くの職員が着るようになった。
 最近では、この魚河岸シャツは若い女性にも広がり、ブームの予兆を感じさせる。写真を見てもらうとわかるように、色、柄、デザインも、随分とバリエーションが出てきた。
 こうした、自治体ユニフォームを大いにPRして、まちおこしをしようというのが、標記のU1グランプリである。まだまだ曲折があるだろうが、9月22日の連休を目標に、焼津市で計画中である(23日に決定しました)。
 服装という点から、私の現役時代を思い出してみると、私は30代半ばの課長補佐時代から、上下揃いの背広は着なくなった。もっぱら紺のジャケットで、背広を着るのはよっぽどの時だったと思う。大学に移ってからは、それがEDWINのジーパンとジャケットに変わった。講演を頼まれるときは、さすがにグレーのズボンをはくが、服装は、そのツーパターンだけである。バックは、娘にもらった緑のoutdoor一辺倒で、講演に行くときも、遊びに行くときも、授業に行くときも同じで、どこでも同じ格好をしている(学生は遠くからでも私を見分けるらしい)。これは、まちづくりという、遊びのような仕事をし、また仕事のような遊びをしているという、境目のない暮らしぶりを忠実に反映しているのだろう。そのメリットは、洋服代がほとんどかからないこと、デメリットは、連れ合いから「みっともないからちゃんとしてください」というブーイングである。
 いずれにしても、U1グランプリは、クールビズでまちおこしを考えている自治体は、注目してほしい。

 写真の紺色・魚河岸シャツはややオーソドックスなもの。ちなみにモデルはわがゼミ生(Catherine)。
 ゼミの取り組み
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆原稿・公文書管理条例の留意... | トップ | ☆平成24年度・研究計画(横... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

1.研究活動」カテゴリの最新記事