
U1グランプリというのを計画中である。U1とは何か。UはユニフォームのUである。自治体の特徴のある制服を一堂に集めようという企画である。具体的には、焼津市の魚河岸シャツのようなものを集めようという試みである。
最近、クールビズの一環として、役所職員のファッションが随分と自由になった。ノーネクターはもちろんのこと、ポロシャツ、Tシャツまで幅広い。それぞれが思い思いの服装でファッションセンスを競うことは、それはそれで、没個性の役所に新風を吹き込むことにもなるが、一部のまちでは、このクールビズをまちおこしの一環としようという試みが始まっている。
その一つが、静岡県焼津市である。焼津といえば、日本有数の漁港であるが、とくにカツオは有名である。ここではカツオにまつわるものが多く、ここのモナカは、カツオの形をしている(味は完ぺきなおいしいモナカである)。焼津市のユニフォームである魚河岸シャツとは、もともとは魚河岸のお兄さんが着ていたシャツで、もらった手拭いを仕立てて作ったものらしい。焼津の人たちは、家着として着ていたが、最近では、外着になり、これを市役所が夏のユニフォームとして推奨し、多くの職員が着るようになった。
最近では、この魚河岸シャツは若い女性にも広がり、ブームの予兆を感じさせる。写真を見てもらうとわかるように、色、柄、デザインも、随分とバリエーションが出てきた。
こうした、自治体ユニフォームを大いにPRして、まちおこしをしようというのが、標記のU1グランプリである。まだまだ曲折があるだろうが、9月22日の連休を目標に、焼津市で計画中である(23日に決定しました)。
服装という点から、私の現役時代を思い出してみると、私は30代半ばの課長補佐時代から、上下揃いの背広は着なくなった。もっぱら紺のジャケットで、背広を着るのはよっぽどの時だったと思う。大学に移ってからは、それがEDWINのジーパンとジャケットに変わった。講演を頼まれるときは、さすがにグレーのズボンをはくが、服装は、そのツーパターンだけである。バックは、娘にもらった緑のoutdoor一辺倒で、講演に行くときも、遊びに行くときも、授業に行くときも同じで、どこでも同じ格好をしている(学生は遠くからでも私を見分けるらしい)。これは、まちづくりという、遊びのような仕事をし、また仕事のような遊びをしているという、境目のない暮らしぶりを忠実に反映しているのだろう。そのメリットは、洋服代がほとんどかからないこと、デメリットは、連れ合いから「みっともないからちゃんとしてください」というブーイングである。
いずれにしても、U1グランプリは、クールビズでまちおこしを考えている自治体は、注目してほしい。
写真の紺色・魚河岸シャツはややオーソドックスなもの。ちなみにモデルはわがゼミ生(Catherine)。
ゼミの取り組み
最近、クールビズの一環として、役所職員のファッションが随分と自由になった。ノーネクターはもちろんのこと、ポロシャツ、Tシャツまで幅広い。それぞれが思い思いの服装でファッションセンスを競うことは、それはそれで、没個性の役所に新風を吹き込むことにもなるが、一部のまちでは、このクールビズをまちおこしの一環としようという試みが始まっている。
その一つが、静岡県焼津市である。焼津といえば、日本有数の漁港であるが、とくにカツオは有名である。ここではカツオにまつわるものが多く、ここのモナカは、カツオの形をしている(味は完ぺきなおいしいモナカである)。焼津市のユニフォームである魚河岸シャツとは、もともとは魚河岸のお兄さんが着ていたシャツで、もらった手拭いを仕立てて作ったものらしい。焼津の人たちは、家着として着ていたが、最近では、外着になり、これを市役所が夏のユニフォームとして推奨し、多くの職員が着るようになった。
最近では、この魚河岸シャツは若い女性にも広がり、ブームの予兆を感じさせる。写真を見てもらうとわかるように、色、柄、デザインも、随分とバリエーションが出てきた。
こうした、自治体ユニフォームを大いにPRして、まちおこしをしようというのが、標記のU1グランプリである。まだまだ曲折があるだろうが、9月22日の連休を目標に、焼津市で計画中である(23日に決定しました)。
服装という点から、私の現役時代を思い出してみると、私は30代半ばの課長補佐時代から、上下揃いの背広は着なくなった。もっぱら紺のジャケットで、背広を着るのはよっぽどの時だったと思う。大学に移ってからは、それがEDWINのジーパンとジャケットに変わった。講演を頼まれるときは、さすがにグレーのズボンをはくが、服装は、そのツーパターンだけである。バックは、娘にもらった緑のoutdoor一辺倒で、講演に行くときも、遊びに行くときも、授業に行くときも同じで、どこでも同じ格好をしている(学生は遠くからでも私を見分けるらしい)。これは、まちづくりという、遊びのような仕事をし、また仕事のような遊びをしているという、境目のない暮らしぶりを忠実に反映しているのだろう。そのメリットは、洋服代がほとんどかからないこと、デメリットは、連れ合いから「みっともないからちゃんとしてください」というブーイングである。
いずれにしても、U1グランプリは、クールビズでまちおこしを考えている自治体は、注目してほしい。
写真の紺色・魚河岸シャツはややオーソドックスなもの。ちなみにモデルはわがゼミ生(Catherine)。
ゼミの取り組み