松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

☆だれできの政策立案①政策立案は、海外旅行と同じである

2020-06-15 | だれでもできる政策立案
 調べたり、確認しなくても、そのまま書けるテーマがある。そのひとつが、政策立案である。横浜市26年、そして市民との共同立法で鍛えられた。

 富山市で始まる研修の初日、政策立案の基本を講義するためにパワポをつくった。全部で150枚くらいになったが、重すぎるのと時間の関係で、100枚くらいにした。基本スタンスは、だれでもできる政策立案である。それっぽく、「だれできの政策立案」と名乗ることにした。

 これは、パワポということもあって、あっという間に書けた。体験をそのまま、記述すればよいからである。まだ足りないところもあるが、かなりの部分は、カバーしたであろう。

 そのスピンオフ版として、マロン教授と夏ちゃんバージョンをつくった。会話形式の政策立案テキストである。ちょっとはまったので、ここに紹介しよう。

 マロン教授は私で、夏ちゃんはゼミ生の集合体である。夏ちゃんの名前は、なんとなく、明るくていいからである。いろいろと思い出しながら、書いているが、このスピンオフ版は、確かにはまる。

 もともとのヒントは、札幌市から九州大学に移った田中孝男さんが、『ケースで学ぶ立法事実』(第一法規)という本を送ってくれたので、少しずつ読んでいるが、そこに田中先生とおぼしき教授と同じ大学の学生で市役所に勤めている職員との対話形式になっているからである。これに触発された。

 田中さんのような難しいことは書けないが、呑気なスピンオフ版として、時間があるときに、書いてみようと思う。第3話まで書いたが、第1話を紹介しよう。

【第1話.政策立案は、海外旅行と同じである】

【夏ちゃん】 先生お久しぶりです。お知らせしたように、この4月から企画課に異動になりました。さっそく、上司から、新規の政策を考えろと言われました。雲を掴むような話で、どこから手を付けていいかわかりません。困ったときの先生頼みでやってきました。

【マロン教授】 元気そうだね。入庁4年目か。これまでは国民健康保険係で、市民対応が中心だったので、確かに企画とは仕事が360°違うね。

【夏ちゃん】 先生、360°だと元に戻ってしまってます。相変わらずですね。

【マロン教授】 今日も調子がよさそうだ。さて、新しい政策だったね。ところで、夏ちゃんの卒業旅行は、どこだっけ?

【夏ちゃん】 ロシアでした。

【マロン教授】 そうだったね。真夜中に楽しそうなラインをたくさん来た。政策立案は、卒業旅行と同じです。卒業旅行に行くとき、いつ、どこへ、いくらで行くか、パンフレットやインターネットでたくさんの情報を集め、さまざま検討して決めたと思う。

【夏ちゃん】 卒業のぎりぎりまで、あちこちに、まちづくりに出かけたし、バイトもあったので、スケジュール調整が大変でした。

【マロン教授】 政策立案も計画なので、海外旅行と基本的に同じような作業です。データを集め、目的、費用、効果を分析し、スケジュールを調整し、政策実現の仕組みや手法を考え、ようやく決定します。
 きちんと地道な準備をすると、あんなに楽しそうな卒業旅行になります。政策立案も同じようにやれば、「やった感」のある政策となりますね。

【夏ちゃん】 先生の話を聞いていたら、なにか、気が楽になってきました。

(海外旅行のチェックポイント)
■日程、出発日  ■ 方面(訪問国) ■ 目的・テーマ ■仕事の都合 ■ 予算・旅行費用  ■ オプショナルツアーの有無 ■ 宿泊条件  ■ 緊急時の連絡体制 ■ 健康管理 ■ 海外旅行保険  ■ 食事の回数/内容 ■ 出発空港までのアクセス  ■ 航空会社および座席確保の有無  ■ パスポート・ビザの取得 ■ 実施までのスケジュール  ■ 旅行会社

こんな感じ。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ◇東京アラート解除・私も来週... | トップ | ☆だれできの政策立案②私の政... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

だれでもできる政策立案」カテゴリの最新記事