松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆どうする行政区

2023-11-16 | 自治会・町内会、オルソン問題を考える

 今考えているのは、行政区の今後。

 問題意識 日本の地方自治は、都道府県と市町村だけでやっているのではない。市町村の下に、住民による行政補完組織があり、市町村と連携しながら、地方自治の実務を行っている。行政区・行政区長は、その行政補完組織のもっとも代表的なものである。

 未完の地方分権改革 2000年から始まった地方分権改革は、主には団体自治改革であるが、その内容は、国、都道府県から、市町村への権限委譲と規制緩和にとどまり、市町村の下にある行政補完組織の改革には及んでいない。

 しかし、地方分権改革の影響を受けなかった行政区・行政区長も、平成の大合併と平成32年施行の地方公務員法の改正によって、改革の波が押し寄せることになった。

 主な論点・どうする行政区
これまでの行政区・行政区長は、3つの面から荒波を受けることになる。

1. 協働の時代、行政の下請けでいいのか。今日にふさわしい行政区・行政区長のあり方は何か

2. ほかの地域組織と同様に、担い手不足等の課題をもつ。改革の方向性はどうあるべきか

3.どうする行政区・行政区長 問われているのは日本的行政システム。適切な代替案はあるのか。

 行政区といえば、指定都市の行政区は詳しいが、いわゆる行政区は、実体験がない。人に聞きながら、資料を読みながらの研究なので、もしかすると、ポイントがずれてしまうかもしれない。注意しつつ、考えていこう。

 地方財務の2月号は、新城の穂積さんへのインタビューで、合併の収支決算を考えている。日本に戻ってくるタイミングでは、2月号に間に合わないといけないので、これを準備しよう。

 ただ、いまのところ、結構、本格的な論文になりそうなので、そうなったら、『実践自治』の3月号に回そうとも思っている。

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