松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇異動の季節になった(三浦半島)

2017-03-31 | 5.同行二人
 異動の季節になった。一緒に仕事をした何人かの方から、異動の連絡をいただいた。一緒に考え、ともに苦労したことを思い出す。新しいところでも、引き続きがんばってほしい。

 サラリーマンにとって、異動はつきものである。この期待と不安、そして多くの場合、意外感と少々の落胆になるのではないか。私も市役所にいたときに、7回異動したが、多くは予想外だった。

 ただ、一度だけ、予想通りということがあった。環境の計画課から都市計画の企画調査に移った時で、これは想定通りだった。実は、すでに前年の夏に、次は、都市計画に行ってもらうと内内内示を受けていたからである(もう時効だろう)。事前の勉強で、夏にはドイツへ調査に行かせてもらった。ドイツに行くはずであるが、なぜかついたところはスウェーデンストックホルムで、そこからスカンジナビア半島を横切り、フィヨルドを船で下って、ノルウェー、デンマークと電車を乗り継ぎ、4,5日後に、ようやくドイツについた。のんきな時代だったということであるが、この顛末は、ときどき、研修で話している。

 ただ、多くは、想定外の異動先で、たいていは初めても仕事だった。異動してからの短期間の勉強は、今考えても懐かしい。1週間後には、大きな事業があって、私が説明しいなければいけないという場面があるからである。ただ、慣れてくると、行政の仕事には、共通の根っこのようなものがあり、そこを踏まえての応用・適用ということになる。

 私のほうも、大学の定年まで、あと1年となった。次をどうするかも考えなければいけないが、まずは最後の1年を有意義に過ごすべきであることは間違いない。学生を育てるという点では、それなりの自負があるが、研究や社会貢献という点では、どうなのだろうか。まあ、ともかく、大いにがんばろうということだろう。

 
 
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