松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★実務体験(あきる野市)

2012-10-19 | 2.講演会・研修会
 あきる野市における法令基礎研修に参加した。
 あきる野市は、東京の西部、もとは秋川と五日市が合併してできた町である。渓谷で有名な秋川沿いのまちである。
 歴史は古く、鎌倉時代にかけて、この辺りは、在地武士の武蔵党の一党が支配していた。確かに市役所から見ると、小高い丘陵に囲まれた盆地になっていて、一党が成立する条件はそろっている。戦国時代は、北条氏が支配し、北条氏照の滝山城に続く、滝山街道も近くを通っている。武田信玄の甲州に入る道なので、要所であったのだろう。
 このあきる野も、それなりの交通の便の良さと自然があることから、すっかり住宅地になり、市役所から見ても、あちこちに住宅地が切り開かれていた。まだ人口は減っていないようであるが、こうした町は、急速な高齢化と人口減少に襲われることになる。
 今回の受講生は、係長さんということで、やりやすかった。何もよりも大半が、ダカーポを知っていたのが嬉しかった。女性のみなさんが明るいのも特徴だった。だから勢い余って、いつもは言わない、早寝早起き条例の立法目的は?という質問をしてしまったが、「少子化対策」と言う私の答えを素直に聞いて、「うん、うん」とうなずいているが印象的であった(まれに白けてしまうことがある。研修でこんな怪しいことを言う先生はいないのだろう)。
 私の法務研修は、私の体験、実例が豊富である(協働研修でも同じか)。26年の市役所生活で、本当にいろいろと体験したが、それがなかったら、教科書的な研修になってしまっていただろう。とくに今回は、調子に乗せられてしまい、体験、経験の話に大幅に横道がそれてしまったが、それでは「法令研修」を企画した研修担当者に迷惑をかけてしまうので、「もうこれ以上、話さないよ」と、ブレーキをかけることになった。
 あきる野市役所は、五日市線の秋川駅である。三浦半島からの行き方はいくつかあるが、今回は、横浜まで出て湘南新宿ラインで武蔵小杉、南武線に乗り換えて立川、青梅線で拝島、そこから五日市線である。青梅線はよく遅延するので、この日は早めに出かけた。案の定、踏切工事が遅れて、始発から動いていないということであるが、早めに出たので、あせることなく動き始めた電車にうまく乗ることができた。ちなみは、帰りは八高線で八王子に出て、横浜線で横浜へ出た。いずれにしても2時間半近くの小さな旅で、新横浜・京都2時間の新幹線の速さを思い知らされた。ただ、小さな旅は小さな旅で、楽しい。
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