松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆空き家対策協議会(小田原市)

2022-05-31 | 空き家問題
 リモートの会議が増えたが、今回は、久しぶりにリアルの会議だった。

 小田原市の空き家問題協議会は、参加して何年になるのだろう。今回は、平成28年につくった計画をつくり直すことが、一つの仕事とのことである。

 この協議会は、スタート時から、メンバーが固定していたが、今回、久ぶりに新規メンバーが1名増加、1名は組織代表者の変更があった。

 今回から担当部局も変わった。これまで小田原市では、市民部が担当していたが、都市部に移管された。都市部の場合、建物に強いので、小田原市の全家屋の把握とそのうちの空き家がどれなのか、一軒一軒わかる。その結果、小田原市の場合、空き家率は、1%台で、世間で言われている空き家率とは、10倍の開きがある。こちらの方は悉皆調査なので、実態を表しているのだろう。

 内容的にも局面が大きく変わった。これまでは実態把握、周知、適正管理がメインであったが、予防、利活用に、比重が移ってきた。利活用には、販売もあり、少し広めの視野で考えるようになってきた。

 多くの自治体では、法律の例示に、市長が入っているので、市長も協議会のメンバーになり、市長が入れば、市長が会長になる。小田原では、市長もメンバーであるが、会長は私がなっている。市長が会長だと、やはり窮屈さは免れない。

 今回もいいアイディアが出たが、それを大いに引き出し、有意義な会議にしていこうと思う。

 小田原に来たのは、久しぶりである。最近では、この空き家の会議で来るくらいである。かつては、自治基本条例の条例づくりで、相当回数、小田原に来た。会議は、いつも夜なので、終わってから小田原駅周辺で、今井さんとラーメンをよく食べた。今考えると、大変だったけれど、懐かしい会議だった。

 リアルの会議は、やはり時間がかかる。三浦半島から小田原までは、1時間半くらいかかるので、往復で3時間である。会議は、1時間半くらいなので、移動時間のほうが長い。

 リモートもいいが、こうした時間の使い方も悪くはない。湘南電車は、ボックス席に座れば、旅気分である。小田原は魚なので、おいしいものが食べられる。今回も、小さな旅に出かけたような、いい感じになった。
 横須賀駅近くのヴェルニー公園
























































































































 厚木市の協議会でもそうであるが、ここにきて、空き家問題のフェーズが変わってきた。これまでは、実態把握と空き家問題の周知、そして適正管理がメインであったが、空き家の予防に加えて、利活用(流通も含めて)に比重が移ってきた。

 今回もさまざまな知恵が出た。小田原市では、私が会長なので(多くは市長が会長)、大いに知恵を出していこうと思う。

 午後一番の会議なので、小田原で魚でも食べようかとネットで調べてお昼に、出かけてみた。「これはおいしい+安い」で検索したので、行ってみたら、観光客(?)で、一杯だった。結局、そのおススメを食べられなかった。ともかくお客さんは、確実に戻ってきているのだろう。

 小田原は、本当によく来た。自治基本条例をつくったが、夜、何回の会議をやったろう。夜、終わって、小田原駅近くで、今井さんとラーメンをよく食べた。しばらくぶりで、出かけたら、駅前のビルも改装され、にぎやかさが、まちに戻ったような気がする。

 リモートだと拘束時間2時間くらいですむが、リアルだと、結局、1日仕事になってしまう。でも、途中のヴェルニー公園のバラも見れたし、湘南電車も乗った。この時間の使い方を非効率と考えればマイナスであるが、小さな旅と思えば、プラスである。心地よい疲れだった。
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