松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆第2回やいづ未来研修会があった

2022-10-26 | まちづくりコーディネーター
 第2回目のやいづ未来まちづくり研修会があった。

 前回は、静岡を襲った水害で、豊橋で足止めになり、会場に行かれなかった。今回は、そういうことがないように、満を持して、焼津に向かった。と言っても、夜の7時からなので、それまで、さまざまな仕事をこなして、焼津に出かけた。

 今回の研修会は、やや課題を残してしまった。

 この研修会の最終意図は、30名の参加者のなかから、まちづくりコーディネーターを育て、まちづくりに担い手になってもらおうというものである。これが目標なので、第2回目の位置づけは、まちづくりコーディネーターは、難しいものでも、特別なことでもなく、誰にでもできることなんだということを分かってもらって、ハードルを下げることにある。

 幸い、焼津市には、自治基本条例をみんなでつくったという実績があるので、先輩たちも、それをやってきたという事例がある。つまり、焼津には、まちづくりコーディネーターの文化があり、それをうまく活かせば、恐れることはないということを理解してもらうのが、今回の考えたねらいである。

 そこで、自治基本条例のつくるプロセスを中心に、先輩たちが考え実践してきたことを紹介することにした。私が、大まかな話をして、今井さんが、さらに詳しく、どんなことをやったかという紹介するプログラムとした。みんな楽しそうにやっている、そんな雰囲気の資料をつくってみた。

 ただ、実際のグループワークでは、自治基本条例はよくわからない、4年に一度見直すというが見直し状況はどのようになっているのか等の自治基本条例の内容の話になってしまった。

 この反省点としては、最初に、今日の目標をきちんと説明すればよかった。参考になるのは、多摩市の会議で、レジュメの最初に四角で、本日の会議の目標と囲って、最初にこれを確認して会議に入る。私も、話を始める前に、きちんと、「今日は、自治基本条例の内容ではなく、市民がつくってきたというプロセスをきちんと学んで、それに関するさまざまな意見を出してもらいたい」と言えばよかった。

 テーマの書き方ももっと、明確にすればよかった。「自治基本条例について」のようなテーマでは、内容に関心が行くのは無理もない。「自治基本条例のつくり方から学ぶこと」くらいのテーマで、サブタイトルは、「どんなふうにつくったのか聞いてみよう」、「これを自分事として考えてみよう」のようなものにすれば、誤解が起きなかったかもしれない。

 いろいろあるが、まあ、「まちづくりに失敗はない」。みんな楽しそうに話していたので、よしとし、次回、これをやればいいだろう。私は、ついつい、答えまで一直線で考えすぎるが、人生いろいろ、さまざまな、寄り道もまちづくりである。自省のよい機会となった。次は、がんばるぞ。
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