松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆私は寡黙だった・・・(川口市)

2012-10-12 | 1.研究活動
 川口市で政策法務研修を担当した。今日は1日目。再来週2回目がある。
 一般に政策法務研修は、どのくらいの日程でやるのだろうか。私の場合は、2日間がちょうどよく、1日目は、自己紹介、次いで法制執務、法律の範囲内は途中まで、そして宿題を出して、2日目は法律の範囲内の続き、そして立法事実というパターンである。
 今回は、研修時間が9時から17時15分と比較的長いにもかかわらず、時間が押してしまった。これは、いろいろなことを話すからで、役所経験26年のなかでエピソードや思い出話は山ほどあるうえ、さらに最近では、ブログやゼミの話もするので、時間が押してしまうのだろう。よく話すものだとあきれるが、市役所時代は黙々と仕事をする職員だったのことを考えると、職業が人を変えるのか。
 川口市といえばキューポラのある街である。今では駅前も賑やかで、指定都市にしか立地しないというそごうもある。人口も70万を擁するとのことであるが、もともとは小さな工場が立ち並ぶ労働者のまちだった。川口といえば映画・キュ-ポラのある街で有名であるが、タクシーの運転手さんによると、まだ名残があるらしい。
 映画の詳しい内容は忘れてしまったが、ここの工場で働く若者たちが、人生・生き方を考える内容だったと思う。若者にとって、人生を考える時は必ずあるが、それが映画になっていた時代である。それに対して、今の若者は、みな実に明るくこの時代とは隔世の感があるが、若者である限り、人生とは何か、どう生きるべきかという問いを心に抱えているはずである。ただ、そんな話すと、他者から嫌がられてしまうと言う社会的背景が違うのだろう。その分、若者の人生への問いは内包するので、その分、きつくなっているのだろう。
 大きな時代の流れなかで、私にできることはそう多くはないかもしれないが、地方自治・まちづくりという場面で、若者が社会参加できる制度や仕組みをつくっていくこと、そして大学で、ゼミや授業で担当した学生たちが、自立する何らかの手助けをすることなのだろう。がんばろう。
 川口からの帰りは、次の駅の赤羽で乗り換え、湘南新宿ラインの乗ると横浜まで一直線という感じである。池袋まで覚えていたが、目が覚めたら、ちょうど横浜だった。わが三浦半島まで、1時間45分という近さである。

 写真は会場の川口市人財育成センター。もとは職員会館だったらしい。しゃれた赤レンガの建物である。ちなみに、人材育成センターの職員は、なかなか美男美女ぞろいです(この発言で、私も研修のやり直しか?)。
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