調査書の回収があった。
どこかで偽調査員が回収するという事件があったそうなので、
用紙を受け取り、何となく顔を覚えている私が、今度も応対することにした。
そうは言っても、はっきり記憶しているわけでもなく、
名前も分からない。
インターホンが鳴る。推定七十歳前後の男性、
”あの”調査員だ。(ご参考:9月30日付の投稿)
彼は、また手製の担当世帯一覧表(<--勝手に名付けた)を
丸見えにさせながら、大声で再確認の”調査”をして行った。
少しして、ヒャヒャヒャヒャという、聞き覚えのある笑い声がした。
近所のおばあさんだ。少し耳が遠いこともあり声が大きい。
どうやら調査員はそのお宅に行ったらしく、”調査”の大声も響いている。
「それではこちらは○人家族で、世帯主は○○さんですね」と
言いたかったのだろうが、間違えて「喪主は」と口走り、
慌てて訂正していた。
これには目が潤むほど笑った。そりゃ、まずいだろう。
(ネタではありません)