真っ直ぐな道を歩いていると、
先の方で、生垣の剪定を行っているのが見えた。
伸びた小枝をチェーンソーで揃えている。若い植木職人さんのようだ。
道よりも1メートルほど高い塀の上を伝いながら、
その内側にある木を刈っている。
チェーンソーの音は騒々しい。
こちらに向かって作業をしているので、
職人さんが足を踏み外したらどうしよう、
あの刃を振り下ろした時に触れたら大変だなどと思いながら(弱虫)、
だんだん距離が縮まっていく。
こちらに気付くと、職人さんはスイッチを切り、姿勢を正して
「すみませーん」とお辞儀した。
意外な行動に、こちらも「すみませーん」と小走りで通り過ぎた。
近くで見ると、若い職人さんというよりも、ベテランのナイスガイだった。
(ご苦労さまです。そしておじゃましました)
あの植木職人さんに、「幸あれ~」。