(最終話。印象に残ったシーンと感想を書いてみます)
優二には最後になるかもしれないクリスマス。
片岡家でいつものメンバーによるパーティ。
賑やかな時間が過ぎ、子供たちが寝静まる頃
優二の机の上には洋子から、
洋子の部屋には優二から、
それぞれプレゼントの包みが置いてあることに気付く。
アロハシャツ と 白いサマードレス
それぞれのカードには、次の夏を一緒に過ごせたら、
という思いが綴られていた。
季節は桜の頃。
いつもの仲間も少々身辺の変化はありながら、
まずまず平和に過ごしている。
片岡家も、相変わらずの朝を迎えている。
洋子が朝食の支度をし、フライパンを鳴らしながら子供たちを起こす。
やがて、優二の部屋の扉が開き、ぼさぼさの頭で廊下に現れる。
春になったが、優二もまた同じように笑顔で日常を繰り返している…。
と、そのような締めくくり。
優二さん、病が治ったわけではないものの、春になってもまだいてくれてよかった!
普通の毎日こそがしあわせなのだろうと思う。
ドラマではめまぐるしい展開も事件もあまりなかったが、
登場人物の心の動きは非常に動的だったと思う。
まず何があっても生きること、
笑顔が自分を強くすること、
お礼とお詫びを素直に伝えること、
相手の名前をきちんと呼びかけること、…
しあわせのヒント(=愛のヒント?)がつまった物語だった。