・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://mainichi.jp/opinion/news/20131004k0000e070211000c.html 以下全文
しあわせのトンボ:人それぞれの「ただいま」=近藤勝重
毎日新聞 2013年10月04日 12時40分
帰宅時、たいていの人が「ただいま」と声を上げる。家族がいれば誰かが「お帰り」と迎えてくれる。「ただいま」はもともと「ただいま帰りました」のあいさつ語だが、「お帰り」の声とともに「ただいま」だけになったのだろう。
さて、その「ただいま」には一日のさまざまな思いが込められている。こんな川柳がある。
「ただいま」と小さな嘘(うそ)を抱きかかえ
MBSラジオの川柳番組「しあわせの五・七・五」に寄せられたラジオネーム、すいふようさんの作品で、選者役で出ているぼくの印象に残った句だ。
この句は「小さな嘘」だから、親には言いたくないことがある子の思いと理解できる。当然、「ただいま」と一緒の「大きな嘘」もあるはずだ。
リストラされて失業中なのに、家族には内緒にして仕事探しに出掛けているお父さん。病院でがんを告知されての帰宅ながら、家族にはまだ言うまいと思いつつ玄関のドアを押すお父さん。やましい思いとともに帰宅したお父さん……と父親に限ってもいろいろ想像できる。
ちなみに「ただいま」と人間心理の関係を周囲で聞いてみたところ、男性では普通の帰宅なら、「ただいまー」と「ま」が伸びるが、ウソを抱えての「ただいま」だと、「ま」が弱々しくなる、という人がいた。それに対し、いや、違う、とこんなことを言う女性もいた。
「ウソを抱えての帰宅の場合、家に入る前に、よしっと気合を入れて気持ちを整えますので、『ただいまっ』と『ま』に力を込めた言い方か、わざと声を弾ませるかのどちらかじゃないでしょうか」
人それぞれの「ただいま」ながら、こういうあいさつ語は習慣性のものなので、他の言葉に言い換えられることはほとんどない。しかしそうだからこそ、そこにどうしようもなく人間心理が出るわけだ。まして大小のウソを抱えていれば、なおさらだろう。
耳慣れたあいさつ語に声音、言葉の抑揚、間のおき方や区切り方などに変化があれば、「おやっ」ぐらいは思ってよさそうである。
(専門編集委員)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
つぶやき
「ただいま~」・・と声を上げても私は耳が聞えない。カミさんの姿を見て「おや 居たのだ」と思うくらいだ。
家に帰った時は大体 お昼 ときだ。カミさんの声は決まっている。
「あんた もう(昼食)済んだ?」 か? 「何にする?」 だ。 答えも大体・・・
「何がある?」 「蕎麦?ラーメン?」 の返事は何れもインスタントである。
「なんでもいいよ」 と言いながらできて出されたものにケチをつけるのも いつものことである。
「あまり美味くないな~ ・・・」 カミオさん
黙って食べれば いいのだが・・・つい ヒトコトが出る。
//////////////////////////////////////
中国人旅行客「極悪とんでもマナー」実話集 vol.2
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20130609/Taishu_politics539.html
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます