東北旅行－松島遊覧

今日は晴れたり雨が降ったり変な天気でした。おっさんです。

東北旅行の続きです。

最終日松島から塩釜までの遊覧船に乗りました。
お土産屋さんに寄ってからぎりぎりの時刻に桟橋に行ったため、
１階の自由席で窓際の席はほかのお客さんに占められていました。

船が出港してから船内販売の女性が来ましたが誰も見向きもしません。
それでその女性（失礼ですがおばさん）は案内の自動放送を止めて、
「お客さんが誰も買ってくれないので、暇なんで案内します。」
とマイクを持って案内放送を始めました。

震災の前の状態は写真集を手に持ちその違いを説明していました。
こちらの団体は関西の人ばかりだけど結構笑いを取っていました。
いろいろ面白おかしく丁寧に説明して、結構楽しめました。
５０分ほどですが短く感じました。

塩釜港に着く手前でお土産を売り始めました。
出港時には見向きもしなかった客が一杯買っていました。
普段何も買わないおっさんの妻も味付けのりを買いました。
「説明がよくて楽しかったからお礼」
と言ってました。

自動の放送ではなく、人が臨機応変に案内することで客の心をつかみ商売に結び付けた例です。
まずお客を楽しませる。　商品を売るのはその後、気持ちがよくなったところで－プロです。
社員かパートかわかりませんが、すごい腕です。
その船だけで１０数組が買っていました。
１０００円単位の商品です。売り上げは結構あったと思います。

朝までいた旅館の人と大違いです。
支配人にこの人の対応を勉強してほしいです。
本来プロであるべき人ができていない。

それで団体客しか来なくなり、やすい単価での商売になります。
その団体客からクレームが来れば、旅行会社も他の旅館に乗り換えます。
そうなるとどうなるのでしょう。
自業自得という言葉を思い出すのでしょうか。

でも最後におばさんの仕事に楽しく旅行を終えることができました。
おばさんに感謝です。