カタクリ

よく晴れて、風が強い。
庭先に、ゴミが飛んでくるので掃除していたら
石のお堂と植木の間の影にひっそり、カタクリが一輪、咲いていた。
庭にカタクリが咲く、って、どんだけ田舎なんだ？っていう話ですが。
実は、これ、植えたのではありません。
数年前から、そこには熊谷草が群生してる場所でして。
そっちは、おじいちゃんが野草展から買ってきて植えたものが増えたのですが。
おじいちゃんは、自分で出向かなくても、人をやって買ってこさせる名人だったです。
知らないうちに、庭先が山奥に変身している、ここ数年の我が家でした。

母の看病で、家の庭なんかかまっている時間・もとい、心の余裕が、無かった。
でも、母が好きな花なので、春先には山まで行って、探し出して撮影して
引き伸ばした写真を見せてあげるのが恒例になって。。。。
その頃、「千の風になって」が放映されて、たまたまテレビを見ていた母が
それをよく口ずさんでいて。
あの歌が無かったら、もしかしたら母が逝ったとき、あたしも一緒に居なくなったかもしれなかった、と思ったり。
そんな、たくさんのことを思ったですよ、カタクリの花を見て。

っていうか、なんでカタクリが庭先に？？？
あぁ、亡母が持ってきてくれたのだ、と思うことにしておこう。(*´∇`*)

なんか、とんでもない事を忘れていそうで怖い、最近のアタシ。(ー_ー#)