前日の卒業制作発表に続き、3年生の3年間の学びを発表する機会がありました。
今年で5回目となる企画ですが、進路を決めた3年生が、後輩の1・2年生へ進路体験を語る「先輩の声を聞く会」が行なわれました。
3年生の生徒が、1・2年生の教室へそれぞれ数名ずつお話をしに出向き、自分の進路についての考え方や、これから進路を考え進めていく後輩たちへアドバイスをしました。
どういう考えで、どういうきっかけで、進路を決めたのか。また、学校や就職先で求められる試験等に、どのように向かったのかなど、それぞれに自分の成功・失敗体験を交えてお話していました。
中には、掲示用の資料や紙芝居形式のフリップを作成して持参し、わかりやすく説明してくれた先輩もいます。
こういう工夫が自然にできるのが、おと高生のすごいところです。
進学校とは異なり、実技が多い本校では、卒業後も制作を続けていくことを考える生徒が多くなります。
そのため、今後さらに必要となることが何で、どう折り合いをつけていくか、本当によく考えなくてはいけないことがたくさんあります。
やりたいことが何なのか、学力をどう伸ばすか、保護者の同意、将来の不確実さ、その他いろいろなことに、先輩方は悩み苦しんでいたようです。
大変面白い話をする先輩もいました。人を惹きつける話し方ができるのは、立派なスキルです。
後輩もよく話を聞いていました。
終了後の1、2年生のレポートに目を通すと、先輩のお話を聞いた後で心が大きく動いた者が多く、早速活動を始めなければと、考えるようになったようです。
3年生の生徒の皆さん、お話をしてくれてありがとう!
卒業後は、社会の荒波に揉まれ、いろいろなことがあると思いますが、みなさんの人生が順風満帆となりますよう、応援しています。