1月22日、今年で6回目となる卒業制作発表を開催しました。
昼休みをはさみ、4〜6時間目の実施でしたが、主催の3年生は一足早く3時間目から会場の準備を行いました。
実行委員会を組織し、生徒自らが事前に分担や段取りを組んでいるのですが、これまで寮・学校生活で苦楽を共にしてきたことにより、協働する力は目を見張るものがありました。
高大連携事業に調印している東海大学より、2名の先生にお越しいただき、講評もいただきました。
また、保護者や地域に住む卒業生、学校関係者にもお越しいただきました。
前半はステージ上でスライド写真による作品の個別発表です。
司会の誘導に合わせ、一人2分以内で2作品についてプレゼンテーションしました。
続いて、作品を前に作品交流を行いました。
1・2年生は、3年生に来年・再来年の自分の姿を重ねていますから、とても熱心に話を聞いていました。また3年生は、約1年間をかけて構想・制作してきた作品について、自分で説明できる貴重な機会です。伝わるように言葉を選びながら、熱心に話をしていました。
どの生徒もいい表情をしているのが、すぐ伝わってきます。
東海大学の先生方からも、生徒の取り組みにたくさんのお褒めをいただきました。生徒の努力が認められたことは、とても嬉しいことです。
今年は作品の展示方法にも工夫が見られました。
大きな手書きの図面、構想段階の原寸大の試作品、模型、組手構造を説明するための作品や、安全・正確に作業するために自ら作った補助器具(ジグ)を用意してきた生徒もいました。
また近年、宅配事情の変化から大きな作品の発送に課題が生じています。多くの生徒が、作品を容易に折りたたみ、分割・解体できる構造にデザインも検討し、形にしていました。
これらの授業をとおして、課題に対して自らの答えを提示し、技術をもって形にし、他者へ自分の言葉で説明できる力を、生徒たちは身につけました。
素晴らしい発表でした。3年生のみなさん、お疲れ様でした。
次年度以降も卒業制作発表は授業の一環として行われる予定ですので、次年度以降もぜひ多数お越しください。
なお、生徒作品はこのあと本校1階ホールにて約1年間展示され、各家庭へ返却されます。
また、札幌と旭川で開催の「木の手づくり展」などでも、ご覧いただくことが可能です。