大阪芸大ジャーナリズム研究会

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国際的アート見本市「art stage OSAKA 2023」高校生対象の見学ツアー 9月2日(土)開催

2023-08-19 20:31:27 | 告知記事

 大阪を舞台にしたアートイベント「art stage OSAKA 2023」で、高校生の見学ツアーが開催されます。「アートで見る未来社会」がテーマで、作品の購入もできる展覧会です。9月2日(土)に大阪市北区のグランキューブ大阪で行われます。<小畠綾花>


(画像:「art stage OSAKA 2023」公式HP)

 本展は「アートで見る未来社会」をテーマに、駐日大使・領事と連携し、アジア10カ国のアーティストの作品を展示する「World Art Osaka」、日本を拠点に活躍する現代アーティストの作品を展示する「Japanese Contemporary」、そしてコミュニティと熱狂を共有する NFT作品を展示する「New Media」の3つのセクションで構成されています。

 また、作品の購入もすることができ、現代美術の「いま」を体感できます。

 大阪芸大ブースでは、卒業後も作家として活躍の場を広げる若手アーティストの作品が展示されています。ツアーでは、先生や学生、高校生が垣根を越えて作家として触れ合いながら、様々なギャラリーのたくさんの作品に出会うことができます。

 事前申込制で、入場料は無料。定員になり次第締め切りです。

《「art stage OSAKA 2023」特別プログラム高校生見学ツアー》
●開催日時=2023年9月2日(土)。①11時~12時(集合時間/10時30分)。②14時~15時(集合時間/13時30分)。
※申し込み時にいずれかの時間を選択。
●会場=グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)〒530―0005 大阪府大阪市北区中之島5丁目3-51[地図]。
●申込締切=8月29日(定員になり次第締め切り)。
●定員=30名。※上記①〜②、各15名ずつ(5名1組で各セクションを見学)。
●申込方法=氏名・高校名・学年・連絡先(メールアドレス・電話番号)・参加希望時間をメール本文に明記の上、アートステージ大阪 高校生見学ツアー事務局メールアドレス( info@earth-comms.co.jp )まで送信。※複数名での申し込みも可能。受付完了後、メールに送付されたデジタルチケット(PDF)を当日持参。
●公式HP= https://www.artstageosaka.com/
●問合せ=080−5358−0948(担当:大塚)。
●企画=大阪芸術大学。


芸大生が考案 「双六」が楽しめるアウトドア用テーブル

2023-08-19 18:20:59 | ニュース

 アウトドア用のテーブルで双六(すごろく)ができる!屋外活動をより楽しめるよう工夫したテーブルを、大阪芸大デザイン学科福武ゼミの平下尚樹さんが考案しました。商品化のため、クラウドファンディングサイトで支援を募っています。<大坪千成、森下菜穂>

(写真:平下尚樹さんが考案したテーブルの外観。テーブルの上半分がスゴロクになっている。2023年8月18日撮影。)

 

 今回考案、制作されたのは、テーブルと「双六(すごろく)」遊びを掛け合わせて作られた「OUTDOOR SUGOROKU」です。2021年に大阪芸大デザイン学科福武ゼミの平下尚樹さんが考案し、指導教員の福武徹教授とともにデザインしました。

(写真:テーブルを組み立てる平下尚樹さん。2023年8月18日撮影。)

(写真:テーブルと福武徹教授。2023年8月18日撮影。)

 

 このテーブルは、キャンプ場に来ているのに多くの人が思わずスマホを触ってしまう、という現状を解決しようと考えたことがきっかけでした。アウトドアの雰囲気を崩さずに、大人と子どもが一緒に楽しめるものにしたといいます。

 

 このテーブルは天板の半分がすごろくになっていて、サイコロで出た数だけ駒を進めて「虫を見つける」、「全員で乾杯する」といった、アウトドアならではのお題で遊びながらゴールを目指すことができます。

 ルーレットを取り外して盤面を裏返すと、通常のテーブルの天板として使うこともできます。鉄部分の天板は耐熱塗装が施され、鍋などの熱い物を置くことができるなど、実用性も考えられた製品です。

(写真:テーブルに描かれたスゴロクのマス。2023年8月18日撮影。)

(写真:スゴロクの面を裏返し、普通のテーブルとして使うこともできる。2023年8月18日撮影。)

 

 このテーブルを使って、記者も実際に遊んでみました。

まずは自分のコマを決め、ゲームで使用する通貨となる「小石」を10個探します。小石を先に集めた人からルーレットを回して、ゲームスタート。

出た数は5。止まったマスには「モノマネをする」と書かれています。

(写真:小石を集めてスゴロクを始める。2023年8月18日撮影。)

 記者は大型犬のものまねを披露。思わず、テーブルを囲む3人が笑顔に。その後もマスのお題に合わせて、全員で乾杯したり、動画を撮ったりしながらゴールを目指しました。

(写真:お題のモノマネをする記者(画面左)。2023年8月18日撮影。)

 

 「大人と子どもが一緒に遊べることがこだわりです」という平下さん。制作に協力してくれた企業との連携に時間をかけたといいます。

 

40年間、消防車やゴミ収集車などの特殊車両の製作を手がける企業「873Works」(=本社・大阪 八尾市=)と試作を3回ほど繰り返し、約1年半かけて作り上げたというこのテーブル。企業の金属加工の技術や経験と、学生のアイデアが一体化した商品です。

(写真:組み立てられた脚部。製作した柳田製作所が立ち上げたキャンプブランド「キャンプ873(やなさん)」のロゴが入っている。2023年8月18日撮影。)

 

 福武教授は出来栄えに「思っていたより本格的で、良い机になった」と笑顔。スマホ対策を兼ねてアウトドアならではのものを作りたいというアイデアに、「良い着眼点を持っていると思いました」と評しています。

 

 平下さんは、「キャンプにこのテーブルを持って行って、自然の中でワーっと遊んでほしい」と期待しています。

 

このテーブルは、クラウドファンディングサイト「Makuake」(URL: https://www.makuake.com/project/outdoor_sugoroku/)で、9月4日まで支援したり、応援購入したりすることができます。