甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸 何と読む？

司法試験の問題では、当事者や取引の目的物件を、甲、乙といった表現をする。

たとえば、甲と乙が共謀して丙を殴ったとか、XがYに甲建物を売ったといった形で使われる。

とある刑事事件を担当して、比較的多くの共犯者がいて、被疑者が、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛と表現されていた。

どこまであるのか疑問に思うとともに、この表現はなんなのかとも疑問がわいた。

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸は、十干というらしく、十二支と似たもののようで、十二支と十干を合わせて干支というらしい。

読み方は、甲（こう）乙（おつ）丙（へい）丁（てい）戊（ぼ）己（き）庚（こう）辛（しん）壬（じん）癸（き）だ。

十干という以上１０個しかないわけだが、共犯者が１１人以上いる場合はどのようによぶのだろうか。

十干と十二支を組み合わせて、甲子、乙丑、丙寅としていけば、６０人までは対応できそうだが、６１人以上の共犯の場合はどうしたらいいのだろうか。