
能楽舞台を鑑賞してきた。
この日の舞台は三人もの人間国宝の方が出演。
中でも、主人が楽しみにしていたのは狂言方の野村万作さん。
『野村万作(狂言方)、亀井忠雄(囃子方)、梅若玄祥(シテ方)、という第一人者と、野村萬斎、加盟広忠、梅若紀彰というそれぞれの後継者たちの子弟競演。。。』 ーパンフレットより抜粋ー
そして、
『題材を同じくした能と狂言の共通点と相違点にスポットを当てた』
普段の能舞台とは少し違うコンセプトになっていた。
それにしても能舞台って眠い~。
うっかり眠って


「ハッ!


慌てて顔を上げたら、目の前に野村万作さんがそびえ立ってた。
うわっ

なにしろ前から3列目の席だから、迫力あるのよ、足音にも!!

野村萬斎さんの歯切れのよい動きやコミカルな所作は見事。

目が覚めた。
そんな中、
私が一番興味深く観たのは、能楽素囃子、
笛、小鼓、大鼓、太鼓による演奏。
迫力と優雅さがあって気持良かった。
中でも、人間国宝の亀井忠雄さんの大鼓の音

そちらにばかり耳が傾いた。
身体は程よく力が抜けた状態。
それでいてすこーーーんと遠くまで抜けるようによく響く大鼓。
グループだと上手な人がどうしても目立つの。
4人のアンサンブルを聴いていて西洋の楽器でも邦楽でも同じだなぁーと思った。
芸事は完璧、完成ということはない。
人生の中で、心技体が全て一番良い状態である時期が重なることもない。
身体は衰えても、技術や精神は向上し得るのだし。。。
能楽舞台を観ながら、楽器演奏のことをすごく考えていた。
それにしても、
能舞台はコンサートのようにアンコールもなければ、
たくさんの拍手もなくてちょっと寂しいなぁ~。

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