クラシックとジャズピアノ

ジャズピアノとクラシックピアノの違いってなんだろう。
さらに、ジャズとポップスとの違いは？


たとえ同じメロディーを弾いたとしても、
アーテキュレーション、つまりは、
音の強さ、弱さ、アクセントの位置、鍵盤から指を離すタイミング、
音の出し方、切り方、等々によって、まるで違うジャンルの音楽になる。

それは、リズムの感じ方、拍の取り方によるのだと、
今ならわかる。

ジャズピアノを始めたときはもちろん、
その後も随分長い間、私自身が手こずった点。

自分が苦労した分、かえってジャズピアノを教える時、
強みになっているのかもしれない。

クラシックピアノを小さい頃からやって来た人が戸惑う点。
エレクトーンなどでポップスをやってきた人が陥るポイント。
その両方を経験した私は、

「そうそう！私もそうだった！」

と、生徒さんに強く共感し、理解することが出来る。

そして、それに対するアドバイスが、
以前よりずっと出来るようになったかもしれない。


さて、今日のレッスンにて。

生徒さんのジャズPレッスンで、自分はエレクトーンでリズム、
ベース、バッキングなど３役を受け持ち、生徒さんはピアノという形で、
４バース（４小節毎交代で行うアドリブ）を長く繰り返した。
セッションのように長く続くアドリブ。

やっているうちに、生徒さんはだんだんリズムに乗ってきて、
新しいフレーズがどんどん生まれでてくる状態になった。

あとで生徒さんは、

「自分一人では音楽に乗れないけれど、先生が一緒に演奏してくださると、
音楽に乗れて楽しくなって、いろいろアイディアが浮かんでくる！」

とおっしゃっていた。


私の技術が向上すればすれば生徒さんも向上する。
生徒さんが成長すれば私もまた成長しようとする。
生徒さんを通じて、私も勉強させて頂いているのだと感じる。





にほんブログ村

ランキングに参加しています。
ここ↑を押して頂けると嬉しいです。m(*- -*)m


＠kei's ピアノ教室　HP