国立新美術館で開催中のゴッホ展に行って来た。
「こうして私はゴッホになった」と副題のついた美術展。過去開催されたゴッホ展に比べ目玉作品はそれ程多くないものの、画家ゴッホの軌跡がわかる展示となっていた。
「素描がうまくなければ画家としての成功はない」と考え、素描技術の習得に力を入れた初期。そして色彩理論を学んだ時期。
あるテーマを持った絵画を作成するために、そのパーツとなるモチーフの描写を「地獄の闘い」と自ら呼ぶ程、数多く行った時期。
尊敬する画家の模写を多く行い、画家達の特徴を自分流にアレンジし自分の作品に取り入れた時期。
一口に天才と呼ばれていても、陰で多くの努力をしてきた人物なのだ。
なんだかピアノの演奏やジャズピアノを学ぶ過程と共通点が多いなと思いながら会場を歩いた。
ピアノを弾くための技術を磨く基礎練習や、曲を完成させるため繰り返される部分練習。他にも、素晴らしいピアニストの演奏を聴き真似をし、ピアニストの解釈を自分の演奏にも取り入れるなどなど、何かを習得する過程は何でも共通点があるなぁ。
作家のよしもとばななさんの文章でも、「踊りでも小説でも工作でも同じだが、人に説明したり、発表しているときの一瞬に対して、その裏で使っている時間の長さは果てしなく多い。」とあるのを読んだ事がある。
ジャンルもレベルも違いはあるにせよ、多くの時間が費やせ、努力できる人が才能ある人とも言えるのではないかしら。
そんな事を考えたゴッホ展。
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「こうして私はゴッホになった」と副題のついた美術展。過去開催されたゴッホ展に比べ目玉作品はそれ程多くないものの、画家ゴッホの軌跡がわかる展示となっていた。
「素描がうまくなければ画家としての成功はない」と考え、素描技術の習得に力を入れた初期。そして色彩理論を学んだ時期。
あるテーマを持った絵画を作成するために、そのパーツとなるモチーフの描写を「地獄の闘い」と自ら呼ぶ程、数多く行った時期。
尊敬する画家の模写を多く行い、画家達の特徴を自分流にアレンジし自分の作品に取り入れた時期。
一口に天才と呼ばれていても、陰で多くの努力をしてきた人物なのだ。
なんだかピアノの演奏やジャズピアノを学ぶ過程と共通点が多いなと思いながら会場を歩いた。
ピアノを弾くための技術を磨く基礎練習や、曲を完成させるため繰り返される部分練習。他にも、素晴らしいピアニストの演奏を聴き真似をし、ピアニストの解釈を自分の演奏にも取り入れるなどなど、何かを習得する過程は何でも共通点があるなぁ。
作家のよしもとばななさんの文章でも、「踊りでも小説でも工作でも同じだが、人に説明したり、発表しているときの一瞬に対して、その裏で使っている時間の長さは果てしなく多い。」とあるのを読んだ事がある。
ジャンルもレベルも違いはあるにせよ、多くの時間が費やせ、努力できる人が才能ある人とも言えるのではないかしら。
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