現代最高のピアニストと言われる中の一人、ポリーニの演奏を聴いてきた。
マウリツィオ・ポリーニ ピアノ・リサイタル
10月17日 サントリーホール
プログラム
ショパン : 24の前奏曲 op.28
ドビュッシー : 6つの練習曲 (「練習曲集」 第2集)
ブーレーズ : ピアノ・ソナタ第2番
アンコール
ドビュッシー
:『24の前奏曲集第1巻』から「沈める寺」
ドビュッシー
:『24の前奏曲集第1巻』から「西風の見たもの」
ショパン
:練習曲 ハ短調 op.10-12 「革命」
ショパン:バラード第1番 ト短調 op.23
やはり彼は別格中の別格だった!!
今まで聴いたピアニストの中で一番感動した。
昔から、ポリーニの一音一音が際立つところやキラキラした音が好きだったけれど、年を重ねさらにフレーズや音楽の作り方、解釈などを含め、楽曲の魅力を余す所なく聴衆にみせてくれるなど、凄みが増していた。音自体の魅力も健在。いやぁー、びっくりした。
前半のショパンの前奏曲24曲、これを聴いただけでぶったまげてもうこれで満足。帰ってもいいくらい。もちろん帰らず後半も堪能。
さらに、
アンコールの曲の多さにもびっくり。ドビュッシー2曲で終わりかと思ったら、なんと革命。ひぇーー!!と驚いていたら、さらに、さらにバラードだもの。さすがにお疲れが見えた。サービスし過ぎじゃないかしら。。。
そんなこんなで驚いていたところ、アンコールが終了しても会場が明るくなってもなお拍手が鳴り止まないのにもまたまたびっくりした。何度もポリーニが出て来てお辞儀で応えていたけれど、随分お疲れのようで申し訳ないきもち。。。
そして、もう一つびっくりした事に、
「10月17日の公演は、30歳以下のご来場者に限り、演奏会当日に4000円をお返しいたします。」
ということ。残念ながら私は関係ないけれど。(笑)
今回はブーレーズのピアノ・ソナタ第2番(日本では、1995年以来実に15年ぶりの演奏)に注目してもらうため、「現代の革新的な曲、新しい地平を拓かんと作曲された作品を若い人たちに、若いうちに聴いてほしい」というポリーニたっての熱い希望で実現されたもよう。
夜のお出かけはとても苦手だけど、今回は時間とエネルギーをつかってでも行って本当に良かった。
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