トランスポーターとオートバイトライアルと日記の備忘録

ノアにオートバイを積んでみました。忘れないように記録しておきます。

ビラーゴ250 エンジンオイル交換

2016年03月21日 | ヤマハ ビラーゴ250

昨年10月1日にビラーゴ250を中古で購入して、半年経ったのでエンジンオイルを交換しました。オイルフィルターは、前回交換したのでそのままです。

今回交換時の走行距離は、11123kmで購入時が10550kmなので、約6ヶ月で573km乗りました。

 

ドレンボルトを外してオイルを抜きます。かなり汚れていました。

 

外したドレンボルトとオイルプラグです。綺麗に拭いておきます。ドレンボルトガスケットは毎回交換が基本ですが、このまま使用します。

 

まず、オイルを1リットル入れます。 昔は、自動車用オイルを使用できましたが現在の車用は添加剤がいろいろ入っていて、湿式多板クラッチのオートバイにはクラッチがすべる恐れがあるので使えません。前回に2回分3リットル購入しましたので、今回もホンダウルトラG2・10W-40です。

 

規定量が1400ccなので、400ccをメスシリンダーで測りました。このプラスチック製メスシリンダーは、父が写真現像の時に使用していた物で、もう50年以上前の物です。まだまだ使えます。昔の物は品質が良かった?

 

少しオイルを残して入れ、車体を垂直にしてオイル点検口で確認します。400cc全てを入れ(総計1400CC)たら、点検口のアッパーレベルになりました。 少し時間をおいてからオイル漏れの確認をします。ドレンボルトの周辺を触ってみてニジミがないかも確認しました。問題ありませんでした。

 

さて、これで当分整備はないので後日工具を撤収します。

 

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ビラーゴ250 マフラー塗装・ガスケット交換

2016年03月09日 | ヤマハ ビラーゴ250

先日、3週間ぶりに乗って帰ってきてエンジンを見たら、前シリンダー右の上部カバーからうっすらと煙が出ていました。カバー内をのぞいても出ている場所はなさそうなので、たぶんエキパイから排気が漏れてカバー内に入ったのではないかと思い、マフラーを勢いで外してしまいました。

 

前側のマフラーを外したら、ガスケットの上のほうが少し黒くなっています。外す時に左側のナットが錆びてスタッドレスボルトに固着し、ボルトごと外れてしまいました。

 

以前から錆には気づいていたので、ホームセンターでオキツモ耐熱塗料を購入し塗装しました。 説明には24時間乾燥とあります。ネットでは、少しずつ30分くらい掛けて200℃くらいまで加熱すると見かけました。ストーブに塗ることを考えると火をつけだんだん熱くなってくるので、バイクなら30分くらい乗ればよいのかと思っています。後日乗ります。

 

買いに行っている時間がないので、オークションとアマゾンで購入しました。

 

外したガスケットと今回購入したキタコのガスケットです。スタッドボルトをネジ部にグリスを塗って取り付けました。

  

 

取り付けは、後部シリンダーのガスケットに液状ガスケットを塗り、シリンダーに貼り付けます。 フランジナットをエキパイが動かない程度に締めます。エキパイのフランジが落ちやすく手間取りました。 

 

後部エキパイの排気口にサイレンサーの穴を合わせて、マフラー後部をボルトで止めます。

 

前部シリンダーに液状ガスケットを塗ったガスケットを取り付け、フランジを購入したナットで止めます。

 

後部エキパイとマフラーの取り付け部が腐食していたので、以前購入した車用マフラーの修理部品を取り付けます。

 

 

下側から見たところ。 ナットを締めたらボルト部がマフラーより下になっています。 しっかり締めましたが手で回したら動いたのでボルト部を上に廻してずらしました。

 

全てのナットを締めて完了です。

メッキ部は、30年以上前に買ったピカールで磨きました。結構綺麗になったと思っています。

 

以前整備のときに、結構錆びているので塗装しようかと思ったのですが面倒だったので、そのうちということにしていました。 今回の煙の件で整備しました。

 

追記 エンジンを掛けると、後部マフラーフランジあたりから煙が出てびっくりしました。よく観察するとフランジとエキパイの隙間から出ているようです。ガスケットからの排気漏れも考えましたが、前部フランジは全く問題ないので、どうもガスケットに液状ガスケットを塗りすぎたのが原因のようです。エンジンを掛けたまましばらくすると煙が少なくなってきたので、耐熱塗料に熱を入れるため40分ほど走行してきました。前後シリンダーの排気漏れもなくなり 調子も上々です。 マフラーも綺麗になりスッキリしました。

 

マフラー接続部の締め部がずれているので、ホースバンドを追加しました。

写真右がマフラー側です。

 

後日乗ったあとに、マフラーの継ぎ目に手を当てたら排気漏れがあるようなのでホースバンドをもう一本追加しました。排気漏れもなくなったようです。

 

車体の外観は、1992年式とは思えないくらい綺麗です。塗装の焼けもないし艶もあり、フロントフォークのダストシールもひび割れもありません。

たぶん保管場所は、室内で光も入らない場所ではないかと推測します。

では、なぜマフラー下部だけが錆びているのかですが、前オーナーは大切に扱っていて乗ったら洗車していたのではないかと思います。ただ、洗車後に車体は綺麗に水分を拭き取って定期的にワックスも掛けていたようですが、そのまま車庫に保管したので、マフラーに水がたまっていて(少しへこんでいる部分に水がたまる所あり)錆が発生したと思われます。

洗車したら、エンジンを掛けて排気熱で水分を蒸発させたら、マフラーが錆びることはなったと思います。前オーナーはメカには詳しくないようで、自分で整備することはないようで不具合がでるとバイク店で整備したようです。とはいえ、走行距離が少なく実質的にほとんど整備はしていなく、タイヤ交換くらいのようです。ということで、私が購入してからかなりの整備をしました。

部品だけで2万円を超え手間もかなり費やしましたので、ネットで見たバイクショップで納車整備7万円とか見て高いなと思いましたが、内容によっては妥当な金額だと納得しました。

 

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ビラーゴ250 フロントフォークオイル交換

2016年02月08日 | ヤマハ ビラーゴ250

当初考えていた最後の整備です。

フロントフォークは、作動も問題ないのでオイル交換のみです。

フォーク下部のヘキサゴンボルトを緩めてから、フロントホールアクスルを抜いて前輪を外します。

 

ブレーキキャリパーとフェンダーを外します。 キャリパーが最初の方が良かったかもです。

 

ステムのトップボルトを緩めてから、キャップボルトを緩めておきます。

 

フロントフォークとステムに印を付けておきました。本当はなじんでいる状態に取り付けるのですが、今回はあえて180度向きを変えて取り付けました。

 

取り外した状態です。 慣れたので10分で取り外せました。

 

外したフロントフォークのキャップボルトを外して、スプリング・シートスプリングアッパ・スペーサを外します。

スプリングはピッチが狭い方が上になって入っていました。 下は自作の油面調整器です。

 

オイルを抜きます。インナーチューブを動かして出来るだけ抜きました。結構汚れています。

 

2本ともオイルを抜きました。

 

フロントフォークオイル10番を245cc入れますが少し多めに入れます。 インナーチューブを何回もゆっくり上下させて気泡を抜きます。

フォークオイルは、SUZUKIの方が安かったのでモノタロウで購入しました。

 

注射器にチューブを付け、先端から120mmに印を付けてあります。フォークは縮めた状態で印をチューブトップに合わせ余分なオイルを吸いだします。 吸出し後に油面を測ったら120mmになっていて1回で決まりました。 上のFのラインはファンティックの油面150mmの位置です。

 

フロントフォークにスプリングを入れ、シート・スプリングアッパを乗せます。

 

スペーサを乗せます。インナーチューブをいっぱいに伸ばした状態です。

Oリングにオイルを塗ってから、スプリングを押しながらキャップボルトをねじ込みます。

 

取り付けは、ステムに差込みステム下部のボルトを締めてからキャップボルトを締め、ステム上部ボルトを締めます。あとは元に戻して終了です。

ついでに、ステムベアリングの点検調整を行いました。

これで、購入時に考えていたことがやっと終了しスッキリしました。

あとは、通常のメンテナンスだけです。

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ビラーゴ250 ナビの音声を聞けるようにして走行

2016年01月28日 | ヤマハ ビラーゴ250

取り付けたサンヨーナビ ゴリラ5インチの音声が聞けるように、ヘルメットの左耳部に100均の方耳掛け式イヤホンの耳掛け部を切り取り、両面テープとマジックテープを貼り取り外せるように改造しました。

イヤホンを付けたまま、ヘルメットホルダーにヘルメットが付けられます。

 

装着して10代から行っている場所にナビの案内で行きました。途中自分の記憶で道を変えたら間違えました。ナビのほうが正確です。音声は、60km/h位では風切り音が大きく聞こえにくいことがありますが、じゅうぶん実用的です。

この場所の近くは、トライアル車でも行くのですが近くで工事をしています。 もう何年もこの川の河川敷で工事をしていてトライアルできるところがどんどんなくなっています。

天気が良く、数件の買い物がてら約50km走行しました。 ガソリン使用料は、たぶん150円位です。

ノアでは、750円位になるのではないかと思います。 最近は、小物の買い物はビラーゴで楽しみながら行っています。

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パンク修理工具と右サイドカバー修理

2016年01月26日 | ヤマハ ビラーゴ250

小型のタイヤレバーが見つかったので、携帯用パンク修理道具がそろいました。

空気入れは、100円ショップの物で高圧までは入れるのが大変ですが応急用に使えます。

前タイヤの入れ替えで、自転車用タイヤレバー2本でビートは上げられましたが、完全に外すためには大型タイヤレバーが必要でした。でも小型タイヤレバーでも大丈夫です。

小物は、網の袋に入れサイドに入れ、空気入れとタイヤレバーはバッグのメインに入れます。

 

以前、右サイドカバーを外す時にそっと外すつもりが、外れた瞬間に手前に引き過ぎ止め部が破損しました。 アルミ板を加工し、超強力両面テープで貼りました。

 

どう外すか悩んだのですが、タイヤレバーを使うとそっと外せます。

 

タイヤレバーをそのまま使うと傷をつけるのでウエスを巻きます。 写真の位置にタイヤレバーを入れフレームを支点にてこの原理で外します。差込み部が外れたら、サイドカバーを前方にずらすと外れます。

 

外した後の状態です。

 

差込部の穴と右のゴム部にグリスを薄く塗っておきました。

 

ドラッグスターは、ボルトで止めるように変更されています。

ビラーゴ方式は、破損している人が多いようでオークションに破損品もかなり出品されていました。

止め部は、3箇所とも差し込みの方がまだ良いですね。 変に懲りすぎです。

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ビラーゴ250 リアブレーキシュー交換&リアアーム分解整備

2016年01月19日 | ヤマハ ビラーゴ250

リアブレーキが、レンタルで借りたドラッグスターに比べて効きがいまひとつなので交換しました。

ついでにリアアームの整備とチェーンも綺麗にしました。

 

リアホイールとリアサスを外すとチェーンを切らずに外せます。チェーンは灯油に浸しておきます。

 

この後、サスを外しリアアームシャフトを抜きリアステップを外し、リアアームに付いているブレーキワイヤーを外してからアームを引き外します。 リアブレーキワイヤーにオイルを注油しておきます。

 

左がリアアクスルシャフトです。右がリアアームシャフトで腐食と錆が見られます。

 

リアアーム(裏返し)とブレーキシューです。

 

リアホイールです。結構汚れています。

 

リアアームで、シャフトが通る部分には内側からオイルシール・ブッシュが入っていますが外さずに綺麗に拭いてから内側にグリスを塗り、写真に見えるブッシュにも外側内側にグリスを塗りアームに取り付けます。

 

リアアームシャフトは耐水ペーパーで磨きました。組み立て時にはグリスを塗ります。

 

リアアームにカバーを取り付けフレームに合わせ、ステップも取り付けてシャフトを入れます。

 

左側も同様です。組み立て時に左右にガタがあり少し悩みましたが、ナットを取り付け締めたらブッシュがフレームに密着しガタもなくなりました。

 

灯油に浸したチェーンをブラシで洗います。かなり泥が付いていました。一晩乾かしてからチェーンソーオイルを塗りました。 サスを取り付ける前にチェーンを取り付けます。

 

ブレーキシュー新旧比較です。左は付いていたものでライニングは3mm残っていました。おそらく新車時に付いていた物かと思います。全く手入れした様子は見られません。タイヤが2004年製が付いているので交換時にエアーで汚れを吹き飛ばした程度のようです。 右は今回購入したキタコ(KITACO) ノンフェードブレーキシュー SY-90Nです。ライニングは4mmです。

 

ブレーキプレートのシャフトを抜きグリスを塗ります。内部は薄く塗りました。塗りすぎてブレーキシューに付くとブレーキが効かなくなくなるので注意です。

 

付属していた説明書に両サイドを面取りすると良いと書いてあったので面取りしました。

右が面取り前で、左が面取り後です。

 

パーツクリーナーできれいにした後に新品のブレーキシューを取り付けました。

 

スプロケットもパーツクリーナをスプレーしワイヤーブラシで泥を落とします。スプロケットがガタつくので外したらダンパーが入っていました。

 

ブレーキシュープレートを組み付けます。カムシャフトとレバーにポンチマークが打ってありました。インジケータープレートは切り欠きがあり指定位置に入ります。

 

チェーンの張りを調整とブレーキの調整をして組み立て完了です。

右側 リアサスのダンパゴムの内側にグリスを塗っておきます。

 

左側  チェーンを洗ったらかなりの量の泥が落ち、アジャスターが一目盛伸びました。

 

整備後リアアームの動きが良くなり、チェーンも綺麗になり満足です。まだ走行していないのでブレーキシューの感じはこれからです。

これで残るのは、フロンとフォークオイルの交換だけです。

 

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23年前のビラーゴ250を購入してみて

2015年12月31日 | ヤマハ ビラーゴ250

今日は、今年の乗り収めに行ってきました。

エンジンも快調になり、その他もまったく問題ありません。これからは安心して走行を楽しめます。

 

このビラーゴは、ネットで調べたフレーム番号から1992年式でした。

車体を見た第一印象は、非常にきれいで本当に前期式かと思いました。実際は中期式になります。

ナンバーがないので試乗ができないため、エンジンを掛けて調子を見ましたが異音等はなく吹け上がりも良く大丈夫そうでした。

ハンドルを左右に動かしたり、タイヤを揺すってベアリングを確認したり、その他を目視確認し、前輪タイヤのヒビとフロントブレーキパッドが限界は分かりましたが、まさかステムベアリングにガタがあったのは気づきませんでした。

センタースタンドがないので前輪を浮かせなかったためです。もし試走できていたら、ハンドルを取られるのはすぐに分かったので購入しなかったでしょう。

 

このオートバイの状況を考えると、外観各部は非常にきれいで錆びはリムに少し点錆とフロントタイヤスポークに銀色塗料を塗ってありましたが錆による表面の腐食はないので、色が変わって錆びそうだったので塗装したようです。

保管は、塗装の艶や錆、汚れ具合を考えると室内保管のようです。おそらく太陽光もほとんど入らない場所と推測します。また、雨の日も乗らないようで、マフラーの下側に錆がありますが、塗れた路面を走行して水分を跳ね上げたためと思われます。 また、整備でスプロケットとチェーンの状態を見てメーターの走行距離10550kmも妥当だと思われます。

 

整備状況は、タイヤが2004年製が付いていたり、バッテリーも交換してあるようでしたが、バッテリー液が両端のセルが液が減り電極が露出していたり、各ボルトを見ると外した形跡がなく、自分で整備はしなく具合が悪くなるとバイクショップに依頼していたようです。

それで、今回のように購入後にかなりのメンテナンスが必要になったと思います。

 

前所有者は、バイクショップに整備を依頼しようとし、金額が5万円を超え10万円近いことを言われ手放したのではないかと推測します。

あるいは、途中に購入者がいて外観が良いので買ったものの、費用がかかりすぎるのですぐ手放したのかとも思います。間に仲介者がいたので分かりません。ただ仲介者が言うには夏くらいまでは時々乗っていたとのことです。

 

具合の悪いところを一箇所ごとに整備していたのと、部品を通販で購入したための到着待ちで3ヶ月もかかってしまいました。

でも、いろいろな可能性を考えていろいろな部分を整備できましたので、かえって良かったと思っています。

ちょっとした時間で近隣を走るのも気分転換になり楽しいのですが、来春にはツーリングに行けたらいいなと思っています。 

 

ネットで見つけたビラーゴ250の年式表を載せておきます。

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ビラーゴ250 アイドリング不調のため油面調整

2015年12月27日 | ヤマハ ビラーゴ250

先日 乗った時にアイドリングが低くなりエンストしそうな状態になったので油面調整を行いました。

ついでに、スロットルバルブとジェットニードルも再整備しました。

 

ガソリンタンクのボルトを外して、箱を挟んでタンクを浮かせ負圧ポンプを外しスロットルバルブを外します。

 

ガソリンコックの止めボルトを外して少しよけフロートカバーを外し、ニードルバルブを止めているビスを外してバルブを引き抜きます。

  

 

外した部品です。ジェットニードルをキャブクリーナーできれいにします。ジェットニードルは3段目(標準だと思う)にセットして2ストオイルをバルブとニードルに塗り、ダイヤフラムのゴム部にはシリコングリスを薄く塗りキャブにセットしました。

   

 

油面の調整をします。ニードルバルブをセットするフロートに付いている板を曲げるのですが、調整前と調整後を分かりやすくするためにノギスで間隔を測りました。 

油面を上げるには、フロートが影になって見難いですが、ノギスの右側のフロート接続部板の方向にノギス左側の板を曲げます(間隔を狭くします)。

写真は6.1mmでどうも油面が低いようなので、5.7mmにしてセットして油面を測るとまだ低いようです。そこでまた外して5.3mmにしてみました。

 

部品を取り付け、フロートカバー下部のドレンにホースを取り付けて、車体を真っ直ぐに立ててエンジンを掛け、ドレン上のビスを緩めるとガソリンが流れてきて油面が測れます。しかし、油面の調整が厄介です。ホースに気泡が入ったりしてなかなかうまく測れません。何回もやり直しました。

注意点は、ビスを緩めたままだとガソリンがネジ部を伝って漏れてきます。エンジンを掛けたままなので危険です。

ビスをドライバーで押しているとガソリンが漏れなくなり、気泡も入りにくく測りやすくなりました。

   

 

キャブに付いているラインの刻印が標準油面です。前回紹介したブログでは-4mmが良いとのことなので-5mmの所にラインを引きそれより下にならないように調整しました。

 

-4mmよりは低い感じですが、また外して調整するのも大変なのでこれで試乗してみます。

数日前のこの季節にしては暖かい16℃の時に試乗した感じでは、エンジンの温まりに時間がかかりましたが信号待ちのアイドリングも安定してかなり良い感じになりました。

 

今日は、かなり寒い10℃で強風です。エンジンの掛かりも良く温まりも前回よりは良くなっています。

走り出しもスムースで快適です。信号待ちのアイドリングも安定していて安心感があります。加速感も良くアクセル全開での加速も問題ありません。気持ちよく吹け上がります。また、エンジン回転低目からの加速ではVツインのドコドコ感があります。これで、やっと快調に走れるようになりました。

エンジン回転不調の調整で12月一杯を費やしました。10月1日の購入してから2ヶ月で初期整備が終わったと思ったのが、エンジン回転不調が再発してちょっとへこみましたがなんとか調整も成功しました。

いまは、ネットでいろいろな情報が得られるのでとても助かります。

春頃までに、フロントフォークオイルの交換をすれば、残っているのはリアフォーク部を外してベアリングのグリスアップとチェーンを完全に洗い、リアブレーキシューがまだ使用できますが交換すれば完璧かなと思っています。

 

追記

走行していると軽自動車に煽られました。信号待ちでミラー越しに見たらかわいいお嬢さんでした。

時々、接近してしばらく走行後に間隔をあける車がいます。オートバイの様子を見ているようです。なにしろ23年前のビラーゴなので懐かしく思い興味を持つのかもしれません。

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バイクをいじっていると、監督が来ます。

2015年12月15日 | ヤマハ ビラーゴ250

バイクを整備していると、時々近所の猫が遊びに来ます。

外してある部品や部屋の中をすべて見て、ウンこんなことやっているのかという顔をして帰っていきます。

監督している感じです。

 

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ビラーゴ250 エンジン回転不調 修理

2015年12月12日 | ヤマハ ビラーゴ250

購入後最初に乗った時、クラッチを繋いでスタートする時に一瞬回転が落ちるのと、アクセル一定なのに減速したり加速したりエンジン回転が不調でした。たぶんキャブレターと思い分解整備も考えましたが、分解しても汚れを落とすのが大変なのでノアで効果があったルートスーパーエイダーを入れたところ、20kmくらい走行後から症状がなくなり11月末に高速を走っても快適で完全に直ったと思っていました。

しかし、その一週間後に走ったら症状が出てしまいました。そこでガソリンタンクのフィルター・負圧ポンプ・キャブレターのオーバーホールをしました。

 負圧ポンプをボルト二本とガソリンホースを外して取り外します。

 

裏側のビスを外して、パッキンが少し貼り付いているので慎重に分解します。

インシュレーター側(写真右の右上)の透明パッキンの内部にガソリンが少し入っていましたが穴は開いていませんでした。

特に異常はなさそうなので、パッキンにシリコングリスを薄く塗り組み立てます。

 

ガソリンタンクよりコックとフィルターを外します。23年経っていますがねじの固着もパッキンの劣化もなく、パッキン部にはシリコングリスを薄く塗り組み立てます。

 

キャブレターを車体から外します。スロットルワイヤーを止めている外側ナットを緩めずらし、ワイヤー先端を外します。各ホースも外しておきます。

 

キャブ上部のバンドのボルトを緩めます。インシュレーターエンジン止め分のヘキサゴンボルト左右2本ずつを外します。

 

配線部分も外します。インシュレーター・キャブを上に持ち上げながらインシュレーターを手前に引いて外します。右写真の配線2本はアイシングヒーター用です。

 

チョーク部をナットを外して引き抜きます。インシュレーターに下側のヒビがひどい状態ですが内部にヒビはありませんでした。

 

キャブレターを分解したところ内部は結構きれいでした。ルートスーパーエイダーの効果でしょうか。

 

キャブレターを分解オーバーホールをします。下記サイトを見て行いました。

ビラーゴ250のキャブレターをオーバーホールしてみよう!  4回シリーズです。


パーツの洗浄には、ヤマハ ヤマルーブ スーパーキャブレタークリーナー(泡タイプ)を使用しました。

スプレーすると泡が結構強く飛びパーツを包みます。すぐに泡が消え始め表面の汚れが取れ真鍮のきれいな色になります。写真を撮る暇がありませんでした。外側にも使用しました。洗浄後にパーツクリーナーを吹きかけ、その後乾燥させます。

注意点は、泡が液になった中に浸さないことです。浸しても効果は薄く、液より出た部分と色が違ってしまいます。かなり強力なので、保護メガネ・マスクは必須です。

内部外部の洗浄後です。かなりきれいになりました。ブラシは使っていません。ヤマルーブとパーツクリーナーだけです。      


インシュレーターも購入しました。純正の内部は段差はないのですが、輸入品のものは段差がありました。性能には問題なさそうです。取り付けて終了です。 

それからパイロットスクリューの戻し回転数は2-5/8です。位置は丸いカバーの下にある+ビスの左にあります。締めるとガソリンが薄くなり、緩めると濃くなります。エアスクリューと逆になるので注意です。


これで大丈夫だろうとエンジンをかけたら、チョークを引いても回転が低く後ろシリンダが時々ミスファイアを起こします。

ネットで調べたら電気系のトラブルもあるとのことなので、イグニッションコイルの差込部清掃・チェックを行いました。

イグニッションコイルの抵抗値を測ります。

1次コイル抵抗値 3.4~4.6Ω   前4.4Ω  後4.2Ω

2次コイル抵抗値 10.4~15.6kΩ  前13.0kΩ  後13.0kΩ

念のためプラグキャップの抵抗は、  前10.7kΩ  後10.3kΩ でした。


1次コイル測定は、電源(平キボシ)側の赤/白線にテスターの赤線を繋ぎ、橙色線にテスターの黒線を繋ぎ抵抗値を計ります。

エアクリーナーユニットを外さないと、右側の測定がやり難いので外しました。


2次コイル測定は、プラグキャップを外して(コードを引っ張ると抜けます)、ハイテンションコード(プラグコード)にテスターの赤線を繋ぎ、電源(平キボシ)側の赤/白線が挿してある方にテスターの黒線を繋ぎ抵抗値を測ります。

平キボシがかなり汚れていたのでCRCを吹き付け、コイル側の端子は磨きました。本当は接点復活財が良いのですがなかったので。

磨いた後に1次コイル前側の測定値が4.2Ωになりました。測定結果は、正常範囲内です。

一応、ハイテンションコードの先端を5mm切断し、プラグキャップを装着しました。 プラグも新品のCR6HSAに交換しました。

 

昨日、天気もよく暖かったので乗ってみました。

まず、エンジンはチョークを引いてセルスイッチを押すと一瞬でエンジンがかかります。アイドリング回転も高く正常です。

暖まってきた頃、チョークを完全に戻すとアイドリング回転がかなり低めです。走りに行くとエンジン回転の不調はなくなりました。加速時に一瞬回転が落ちることもなく、前回トップギヤで40km/h以下になると加速もできなかったのが今回は加速もでき、陸橋の上り坂で40km/hからアクセルを開けると加速していきます。

不調の時は、交差点で減速し加速しようとアクセルを開けると、エンジン回転が落ちエンストしそうになることもあり、慌ててクラッチを切りエンスト回避しましたが、その状態もなくなり安心して走行できるようになりました。

20km位走行して自宅に戻るとアイドリングが高くなっています。今日エンジンをかけちょっとアクセルをレーシングするとアイドリングが早めに安定しました。この状態が続くようでしたら、もう完全に直ったと言えるでしょう。ただ今日は雨なので走行できませんでしたが、次回が楽しみです。

プラグを最後に替えたら調子が良くなった感じですが、端子部の点検清掃とその他のコネクターの部分も清掃しました。

調子がいい時があったのでプラグが悪いとは思いませんでしたが、いろいろ点検整備できて良かったと思っています。

もし、アイドリングが不調なようでしたら、前回はキャブレターの油面の確認だけでしたので油面調整をやり直します。

 

追記 結局アイドリングが不安定になったので油面調整を行いました。

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