こたつのヒーターユニットから異音が出始めたので分解してベアリングにシリコンオイルを差したら音がしなくなったのでベアリングからの音に間違いがないのでベアリングの交換を行いました。
ヒーターユニットは、メトロ電気工業のMSU-601E(K)【縦29cm×横29cm×高さ4.1cm】で使用期間は6年ちょっとです。早すぎる気がします。
分解します。左右2本づつのビスを外しカバーを外します。
ファンを止めている3本のビスを外します。ファンを裏返した画像もあります。ファンを止めているイモネジを緩めて手前に引き外します。かなり細い六角レンチで持っていないのでホームセンターで買いました。
ファンを外した下にある2本のボルトをプラスドライバーで外します。かなり固くドライバーの握り手の部分がゆがんだ気がしました。 外すとネジロックが塗ってありました。修理で大変なのは分解できるかです。ドライバーは押しが7割で回しが3割とのことです。
固いネジは貫通ドライバーを当てて左に回す力を加えながら重めなハンマーでガツンと強く叩くと緩んだのが分かる時もあります。ただ、今回は場所の関係で使えませんでした。
ファンモーターを分割するとモーター部品が外せます。ケースに黒いゴムがはまっていてベアリングが入り軸が入ります。写真には1個しか写っていませんが片方はケースに入っています。組み立てはゴムとベアリングをケースに入れてから軸を入れ、スプリングとベアリングを入れてからカバーを合わせてビス止めしました。
ベアリングは手で抜けるのですが、最初に分解した時は左側は抜けなかったのでシリコンオイルを差して放置していたらすんなり抜けました。
なぜ1回分解したかというとベアリングの型番を調べるためでした。
型番は624Zと書いてありました。購入したのはNSK(日本精工) ミニアチュアベアリング624ZZです。
Zは片側シールで、ZZは両側シールとあります。付いていたのはZでしたが両側にプレートが入っています。購入した624ZZでしたが刻印は624Zでした。両側シールなので問題ありませんが紛らわしいです。
モーター軸にシリコングリスを薄く塗ります。理由は外した時に少し茶色くなってサビはじめのようだからです。次回故障したら修理はしないで買い替えるつもりですが。
逆の手順で組み立てます。左上が外したベアリングです。
この後カバーを付けて、こたつに取り付ける前に電源を入れました。ファンを立てた状態だと最初に少し金属音がします。ファンが回ったのを確かめてこたつに取り付けます。電源を入れると少し金属音がしましたがすぐに収まり音も静かになりました。快適です。
最初の分解してシリコンオイルを差した時もファンから金属音が少しの間しましたが、その後は静かになっていました。ただ、多分1年位で異音がするだろうと思いベアリング交換を行いました。この前の分解時にホコリは取ってきれいにしてあります。
電気製品を修理する時は、感電やショートさせないように十分に気を付けます。
火事になったら大変ですから!