PAIKAJI-WALKER

沖縄県は石垣島に在住の筆者が全国を渡り歩く様を何となくレポート。。特にテーマもカテゴリーも持たない雑学ブログ。

猪の牙。

2019-06-10 17:21:19 | つれづれな話し



今年の干支は亥です。干支は中国から伝来した考え方で、台湾、中国では亥は豚を表すそうですが、亥を家畜化したのが豚と言うこともあり、多産することから子孫繁栄などのめでたい身近な動物でもあるので、可愛い子供やアイドルを子豚ちゃんと親しみを込めて呼ぶそうです。


因みに、中国では猪を野豚と書きます。


干支ってのは方位でもありますから、別の言い方をすれば神様みたいなもんです。


猪は最近日本では市街地まで出没して人にまで危害を加えるニュースが度々流れます。所謂、害獣扱いになってしまいました。殊更、山村山里では高齢化で人が住まなくなってますので、山から里山にまでエサを求め農地作物を荒らす悪循環で、猟銃での駆除が当たり前になってます。



ジビエ料理が少しづつですが広がって来てますから、駆使したあとは、食べてあげたいですよね。。ホントに美味しいお肉ですから。毛皮なども有効に使ってあげたいもんです。



日本の神社なんかでは、この猪にまつわる魔除けが至るところで見ることが出来ます。猪目(いのめ)です。


ハートみたいな形、見たことあるかと思います。至るところにあります。





諸説ありますが、どうやら昔の家には火災にならないように母屋の屋根に二匹の魚を吊るしていたそうですが、だんだんと魚から、デザインになっていったそうで、、やがて、懸魚(けんぎょ)と呼ばれる建築様式になるわけですが、元は破風(はふ)と言って延焼をしない構造に飾りを付け足したようです。



で、その逆三角形のフォルムが猪を正面から見たフォルムに似ている事から。。



デザイン上、偶然出来た、現在で言うとハート形を目に見立てて、猪の目、猪目になったと言う事らしい。。



で、ハートがひとり歩きを始め、ハートマークが魔除け、として使われるようになた。。どうやらこんな感じらしいのです。



まぁ、現在と違い、災いから守る為に森羅万象から力を授かりたいと猛烈に願っていたでしょうから、ありとあらゆる物や事柄を、常に観察していたと思います。



で、ワタシはその駆除された猪の牙を集め始めました。。悪いクセです。飽きるまで集め続けると思います。



実は先日、益田市に行って美術館で石見根付を始めて見たんです。



根付けは、象牙なんかが主流なんですけど、石見(現在で言えば浜田市~益田市のエリアに相当。当時は石見国)では、猪の牙を使ってるのが特徴で、石見物、なんて呼ばれてたらしいんです。



根付けってのは、こんな感じで使うんです。


小道具にもこだわって、カッコ良く、美しくはいつの時代も変わらないもんです。


まぁ、彫って根付けを作るまでやってしまったら大変なんで、研磨してピカピカ位にはして遊びたいな、なんて目論んでるんです。。




と、まぁ、長々となってしまいましたが、今日はエアチケットを早割で買って、、



食べたくて、また、油そば。



最高でーす。




ふむ、こんな1日です。今日も。。





では、皆様






paikaji





ps 今回は至るところから画像を拝借しました。。あ!このやろう!と気が付かれた方がいらっしゃいましたら、どうぞ、笑って許してくださいませ。。有り難う御座いますm(__)m



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