もうすぐ9月か。
子どもの頃は、この時期は結構焦っていたことが多かったなあ。でもその一方で、余裕綽々だった年もあったりもする。
そういうときは、大抵夏休み前か休みに入って直ぐのうちに必死で仕上げておいて、後でノンビリ、って感じだった。
僕が子どもの頃と今とでは、夏休みを過す子どもたちの環境も違うし、何より暑さ、熱さそれ自体も、またその質も全く違う。
その頃は、32℃くらいで「うわあ、めっちゃ熱いなあ。」って思っていたし、34℃とか35℃になること自体ほとんどなかったから、36℃とかになったらそれこそ大ニュースも大ニュースだった。
しかしそれから10年くらい経つうちに、35℃越えがあまり珍しいことでもなくなってきて……
ここ10年くらいは、これは僕の主観かも知れないけれども、最高気温が34℃くらいの日が続くと、涼しく思う夏すらある。
今年は……一昨年ほどではないけれども、結構な暑さ、熱さ……だなあ。
日中に、最も暑い時間帯に外出すると、肌に射す太陽光の強さを感じる。
暑いを通り越して痛みのような感じだ。
皮膚が焦げそうな感覚に襲われる。分りやすく書くと、「うわ、熱っ痛ぅ!!」がイメージ的にはしっくりくる。
でもしかし、冷房に慣れきった体には、強烈な太陽光が妙に心地よかったりする。暑い暑いとは言いながらも(苦笑)。
スーパーなどに買い物に行くにも、大抵の人は最も暑い時間帯を避けて、朝のうちとか夕方以降に行くものだろうと思うけれども、僕はあえて午後1時半くらいから3時半くらいの間に行く。
人が少なくて買い物しやすいし、レジも並んでいる人が少ないし、自転車置き場もすいてるから。
夏の人混みは苦手だ。ときどき、小学校の頃の掃除用雑巾をほうふつとさせるような強烈な体臭を放出している人もいるから。
……でもそんなこんなで暑い季節ももう終わりに近づいているのか、スーパーでは新米が並び始めたし、青果コーナーでは少しづつ秋の味覚も見られるようになってきた。
酒類では、毎年秋限定の紅葉模様の缶も出始めている。
朝はときどき風が涼しい日も出てきたし、夜は夜で叢からコオロギやらの秋の虫の音が聞こえてくる。
昼間は昼間で夕立が降る日も多くなってきた。
朝は明るくなるのが遅くなってきたし、日が沈むのも夏至の頃より早くなってきた。
暑い暑いと言いながらでも、少しづつでも季節は進んでいるのだなあ。
秋の夜が恋しい。
♡秋♡夜♡恋♡