がんちゃんがブログに紹介していた「ニコラテスラ 秘密の告白」がようやく届き、さっそく読んでみた。ただ抽象的な概念みたいな話が中心で、ニコラテスラの秘密が知りたいという向きにはやや肩透かしを食らうかな・・・。でも、私は十分に感銘を受けたのだ。
やはり成甲書房だな・・・・読者の望んでいることをよく知っている。
で、何に感銘を受けたかというと、まずニコラテスラは神の資格があるということ。
彼は現代人がすでに失ってしまった超能力を持ち、常に神?(天から?)からの天啓を受けることが出来たようだ。
「太陽は次第に沈んで行って、一日は今まさに終わろうとしている。ああして西に没した太陽は、また新たな一日を促すのだ。翼を得て、この地上から飛び立ち、あの後を追っていけたらどんなにいいだろう。しかし所詮これも美しい夢に過ぎぬ。そして太陽は消えて行く。精神の翼の羽ばたくところへ、肉体の翼が付いていくことはできぬ。」
これは「ファウスト」の詩の一部だそうで、これについてテスラは「示唆に富むこれらの言葉を口にすると、すぐに着想が得られ、私は棒を手に取り、砂の上に図を描いた。そう、「回転磁界」を発見したのだ。・・・引用以上。
ファウストの詩を読み、回転磁界の発想が得られ、交流発電機を完成させるとは・・・凡人には決してあり得ないことだろう。私がその詞を読んだとしても、申し訳ないけど「示唆に富む」とも思わないし、ましてや発電機など思いつくはずもない。やはり天才はどこかが違うんだ。
歴史上、やはり神と呼ぶしかない人が何人か存在する。このニコラテスラはもちろんその一人だし、アインショタイン、ダビンチなどはそうであろう。彼らは頭の中の松果体が発達しており、いわゆる「感」が鋭いはずである。
ノアは洪水が起きることを事前に知り、人類を絶滅から救った。もちろん聖書の記述が事実かどうか知らないが、ニコラテスラは三部屋をはさんだ部屋の時計の音が聞こえたり、机にハエが止まる時に「ドスン」という音が聞こえたのだという。つまり、彼はシバちゃんと同じぐらい耳が良かった、というより感性がするどかったのだ。
彼は小さな音から火事が起きることがわかり、近所を火事から守ったという。
そのような超能力は直感力ともいえるが、かすかな音を聞き取り、合理的な判断をしたまでで、決して未来を予想したわけではない。だが、常人にできないことが出来れば、それは奇跡と言われ、人々はその人を神と呼ぶはずである。
まあ、ファウストの詩から発明が出来る人は羨ましいが、同じ本を読み、同じ結論を得る必要はまったくない。私はテスラが世界平和を真剣に考えていたこと、そして水が重要であることを知った。
現代の科学の発展のなかでニコラの発明が寄与した部分は恐ろしく高いはずである。だが、あまりにも革新的な故、良いとわかっていても表に出せない技術が多いのも事実のようである。そしてこの本が1900年ごろに書かれ、すでに太陽エネルギーなどに言及しているところを見ると、彼はすでに二十一世紀を見通していたようだ。ようやくテスラの言うフリーエネルギーが現実に動き出しているということは、支配者層が石炭、石油、原子力のインフラに資金を投入し、それらの回収がほぼ完了したため、ようやくニコラの順番が回ってきたのだろう。311の地震の意味はそんなところにあるのだろうか。
この本は読者の期待にこたえていない部分もあるだろうが、それこそ示唆に富む彼の発想に触れることはまことに貴重な体験といえるのではないか。
やはり成甲書房だな・・・・読者の望んでいることをよく知っている。
で、何に感銘を受けたかというと、まずニコラテスラは神の資格があるということ。
彼は現代人がすでに失ってしまった超能力を持ち、常に神?(天から?)からの天啓を受けることが出来たようだ。
「太陽は次第に沈んで行って、一日は今まさに終わろうとしている。ああして西に没した太陽は、また新たな一日を促すのだ。翼を得て、この地上から飛び立ち、あの後を追っていけたらどんなにいいだろう。しかし所詮これも美しい夢に過ぎぬ。そして太陽は消えて行く。精神の翼の羽ばたくところへ、肉体の翼が付いていくことはできぬ。」
これは「ファウスト」の詩の一部だそうで、これについてテスラは「示唆に富むこれらの言葉を口にすると、すぐに着想が得られ、私は棒を手に取り、砂の上に図を描いた。そう、「回転磁界」を発見したのだ。・・・引用以上。
ファウストの詩を読み、回転磁界の発想が得られ、交流発電機を完成させるとは・・・凡人には決してあり得ないことだろう。私がその詞を読んだとしても、申し訳ないけど「示唆に富む」とも思わないし、ましてや発電機など思いつくはずもない。やはり天才はどこかが違うんだ。
歴史上、やはり神と呼ぶしかない人が何人か存在する。このニコラテスラはもちろんその一人だし、アインショタイン、ダビンチなどはそうであろう。彼らは頭の中の松果体が発達しており、いわゆる「感」が鋭いはずである。
ノアは洪水が起きることを事前に知り、人類を絶滅から救った。もちろん聖書の記述が事実かどうか知らないが、ニコラテスラは三部屋をはさんだ部屋の時計の音が聞こえたり、机にハエが止まる時に「ドスン」という音が聞こえたのだという。つまり、彼はシバちゃんと同じぐらい耳が良かった、というより感性がするどかったのだ。
彼は小さな音から火事が起きることがわかり、近所を火事から守ったという。
そのような超能力は直感力ともいえるが、かすかな音を聞き取り、合理的な判断をしたまでで、決して未来を予想したわけではない。だが、常人にできないことが出来れば、それは奇跡と言われ、人々はその人を神と呼ぶはずである。
まあ、ファウストの詩から発明が出来る人は羨ましいが、同じ本を読み、同じ結論を得る必要はまったくない。私はテスラが世界平和を真剣に考えていたこと、そして水が重要であることを知った。
現代の科学の発展のなかでニコラの発明が寄与した部分は恐ろしく高いはずである。だが、あまりにも革新的な故、良いとわかっていても表に出せない技術が多いのも事実のようである。そしてこの本が1900年ごろに書かれ、すでに太陽エネルギーなどに言及しているところを見ると、彼はすでに二十一世紀を見通していたようだ。ようやくテスラの言うフリーエネルギーが現実に動き出しているということは、支配者層が石炭、石油、原子力のインフラに資金を投入し、それらの回収がほぼ完了したため、ようやくニコラの順番が回ってきたのだろう。311の地震の意味はそんなところにあるのだろうか。
この本は読者の期待にこたえていない部分もあるだろうが、それこそ示唆に富む彼の発想に触れることはまことに貴重な体験といえるのではないか。