NHKラジオ深夜便で中村歌右衛門さんのことが話されていた。観客の心を魅きつける方法のひとつとして、「呼吸を合わせる」みたいなことを、紹介者はおっしゃっていた。観客はひとりひとり別の人な訳ですが、芝居を見てるうちに、息、呼吸の間合いが「合ってくる」のだそうです。つまり、演者さんの気持ちに少しづつ入っていき、呼吸が合っていく。思い入れの間合いも合ってくる。森光子さんもそうだ、とおっしゃっていた。
ううむ、なるほどと思いました。テレビでもラジオでもなく、お芝居は「呼吸」を合わせる術。感情の流れを、観客ひとりひとりを「糸」に見立てるなら、その一本一本を束ねていき、しまいにはがっちり束をつかんでいる、という寸法。
いいことを聞きました。なるほど肝心です。
ううむ、なるほどと思いました。テレビでもラジオでもなく、お芝居は「呼吸」を合わせる術。感情の流れを、観客ひとりひとりを「糸」に見立てるなら、その一本一本を束ねていき、しまいにはがっちり束をつかんでいる、という寸法。
いいことを聞きました。なるほど肝心です。