本当のあったかさは、目の前にしてたら分かる。
あったかそうだなあ、だけで、もう和らぐの、態度も心も。
暖かくするって前に、あったまるんよ。
それはね、伝播するのであって、実体験でもあるけど、心がもう分かるんよ。
ああ、あったかいって。
その安堵たっぷりの大丈夫さってね、代え難い良さなの。
これ、知ってる人と知らない人って、ちゃんと分かれててさ、同じ人類じゃなさそうなくらい、溝がわかるの。
あったかさは理屈じゃないのよね。
そうである以外が選べようがないくらい、真っ先にそうありたがる「あり方」なだけだからさ、誰でもそう振る舞えるのよ。
返せばさ「そうはしない」人ってのはさ、その良さの恩恵に浴さないで来ちゃってただけであってさ、責められないでもいいし、悲しまないでもいいのよ。
もっかいいうけど、あったかさの良さは「そうしときたい」自然さの開花でしかないんで、いの一番にそうこないなら、それはそれでいいのよ。
本当のあったかさって、あるからね。
分かれる日が来るまで待つんだよ。
大丈夫。ちゃんとわかるよ。