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「トイレの神様」

2013-11-08 21:53:57 | 日記
植村カナさんの本の方です。ずっと読みたかったのです。読めました。スラスラ読める本ですが、書いてる内容そのものはけっこう重いはず。なのにスラスラ読み進めて、そして、泣いているのです。本当すぎると泣けてきます。いい本でした。アジカンのブレークも打ち止め間際だったように、植村さんもまた順風満帆以外のところから生まれた歌で伸びたのですね。恋に満足するたびに音楽が打ち止まる感じ、なんかしみた。歌と家族、どっちをとるかという話に「家族」と言える、そのスタンスの気負いのなさと羨望のような、渇望のような希望。ないまぜになってる人間は強くて綺麗だと思いました。そして根っこに流れる関西人独特のマイペース感。これってあんまりよそにない感覚ですよね。

映画「サブウェイ」観ながら読んでて、映画・読書双方が同じ時間に終焉いたしました。いいわ。