夜に田園の一本道を走っていて、不意に銅線の色をした稲光を見ました。フロントガラス越しに、左向こうに、せいぜい3から4メートル程度の、ごく小さい稲光が突然表れ、しばらくその形を維持してました。そして消えました。
その道は電柱もないので短絡とかショートってんじゃなさそうだし、咄嗟にバックミラーで背後を確認して、背後のナニガシがフロントガラスに映り込んだんでもないことを、確認しました。
色が明らかに「銅色」で、カミナリほどの明るさもないのです。地上からスイと伸び上がったように、鈍く光りました。ヒトダマみたいな「在り方」で背筋がヒヤッとしたのです。
なんだったんだろう、あれは。妙に綺麗でした。
その道は電柱もないので短絡とかショートってんじゃなさそうだし、咄嗟にバックミラーで背後を確認して、背後のナニガシがフロントガラスに映り込んだんでもないことを、確認しました。
色が明らかに「銅色」で、カミナリほどの明るさもないのです。地上からスイと伸び上がったように、鈍く光りました。ヒトダマみたいな「在り方」で背筋がヒヤッとしたのです。
なんだったんだろう、あれは。妙に綺麗でした。